匿名さん 2022-03-14 00:31:01 |
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(何となくだが場の空気感が再び柔らかくなるのが身に染みてわかると、嬉しさからはにかんだような笑顔になり。何時もの調子の明人だったら頬に触られた瞬間、動きを制されると思い込んでいた櫻子は手首を掴まれると頬から手を離し。このまま何もなく穏やかに朝を迎えられたら、なんてぼんやり思案していると、初めて見る明人の表情に驚いて目を見開くと釘付けになり目が離せなくて。その微笑みには自分が守ってあげたくなるような欲を掻き立てられ、胸がギュッ、と締め付けられる不思議な感覚に戸惑うも欲を振り払う様に頭を振って気持ちを切り替え「……嫌でなかったら、俺はこのまま朝まで明人の傍にいたい。」今の率直な願いを言葉に表し、手首を掴まれていない方の手で明人の手に触れ。そのまま指を絡ませる様に力を込めて握りつつ、慈しむ様に優しく鼻へと口付けて。)
明人は鼻への口付けの意味、知ってるか?…相手を大切にしたいと強く思っている。
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