匿名さん 2022-03-14 00:31:01 |
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――!? 何を、言ってるんだ……櫻子、お嬢様って。
(話から察してまさか元女中のハツに会っていたとは思わず、彼女の名と本名を藤堂の口から聞かされては動揺からこれでもかと目は大きく見開かれ。それと同時に突然だったので対処できずその強い力で引き寄せられてしまうと何も出来ずに距離が縮まるだけで。眼前には端正な顔が視界いっぱいに映し出され。その端正な顔が歪み、憎しみや悲しみが感じ取られた。その中でも失望感が一番堪えるも、目を逸らしてはならないと使命感から強い眼差しで見詰め返し、目を逸らさず怒りを受け止める覚悟で口を開くと「何を言っても信じてもらえないかもしれないが、」から始まり顛末を語り始め。叶うのなら名で呼びたいが状況から苗字へ戻し。)
俺は藤堂を誰よりも一番信頼している。大切な親友だから実は女だと話して失望されるのが怖かった。学校に居られなくなる……大切な夢が途絶えてしまう。だからずっと抱え込んでた。性別を偽っているのを告げられずにいて……すまなかった。
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