匿名さん 2022-03-14 00:31:01 |
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っ!ああ、もうそんな時間か……お前、安心しているだろう。
( 柾の身振りに時間に気がつけば、パッと離れて振り返り。時計を見て残念そうに腰に手を当て溜息をつくと、柾の表情を見てじとりと呆れたようにその内心を指摘して。 )
──なんてな、時間を教えてくれてありがとう。
下まで行こう。うちは迎えの車が来るが、敷島は?駅に行くなら乗っていくといい。
( わざとらしい怒りの表情に、自分ですぐに耐えられなくなり吹き出せば、ケラケラと笑いながら己の大きな行李を軽々と担ぎあげる。この男に好きな服を着せられる大義名分を失ったのは手痛いが、この居心地の良い友人とは卒業後も関係が続くと信じて疑っていないため、また何かで機会もあるだろうとそれ以上の追求はせず。
へらりと朗らかな笑み浮かべて、扉から遠い位置にいた柾に歩調を合わせるように振り返れば、いつも通りの気さくな調子で首を傾げて。 )
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