匿名さん 2022-02-20 20:09:07 |
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「わ、わかってますよ!もしかしたら、ってだけです。」
(先輩からの正論には言葉が詰まりながらも、そう反論した。努力と知識、必要だってわかっているけれど、なかなかできないのも事実だ。特に「知識」に関しては全然ダメだし。後で勉強法とか聞いてみようかな?なんて考えていた。
食堂に入ると、中には既に多くの生徒がいる。...大丈夫かな、プリンはまだ残ってるかな、なんてそわそわしてしまう。
注文の列に並んでしばらくすると、自分たちの番になったためミートローフとプリンを2つずつ注文する。すると注文を聞いてくれるおばちゃんは、眉を下げて「プリンはもう1個しかないのよ」と申し訳なさそうに言った。...正直そんな気はしていたけれど、やっぱりショックだ。でも、ひとつでも残っているなら、先輩に食べてもらえるし問題はないよね。
ミートローフだけが乗ったプレートは自分が受け取って、プリンがのった方は先輩に、と目線を送る。)
「先輩はこっちをどうぞ!
...あ、あそこの席空きましたね。」
(視界の端で、椅子が向かい合わせになっている窓際の席が空いたのに気がついた。そのままプレートを持って、その席を確保するためにテーブルに向かおうとし)
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