匿名さん 2022-02-20 20:09:07 |
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(か、変わった人...!と、先輩の背後から説明をした先生の顔を目を丸くして見つめてしまう。それからもう一度先輩に目を移して、なるほど、と頷いた。まだ知り合って日は浅いけれど、彼が「変わっている」という点には同意できる。なんだかすごく意地悪だった所も、もしかしたらなにか事情があるのかも?と勝手に納得してした。
それから先輩は「今は秘密」と口にした。私はその言葉には好奇心をそそられてしまう。これは自分の悪いところだと知っているけれど、「秘密」と言われると気になってしまうのだ。あまり人のプライベートに踏み込むのは良くない、良くないぞ、と自分に言い聞かせていたけれど、「ランチ」なんて先輩と話す機会が目の前にあるとなれば、それを逃さずにはいられない。)
「あ、そしたら、一緒にランチはどうですか?お礼といっては足りませんが、デザートをご馳走させてください。
今日の日替わりデザートのプリン、かなりオススメなんです!」
(こちらも先輩の手を握り返すと、そう提案する。何かしらお礼がしたかったのは事実だし、先輩から魔法のコントロールのコツについて教えてもらうだけだし、と自分の好奇心を制しつつ)
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