匿名さん 2022-02-20 20:09:07 |
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「だから…的確な判断をしろと教わらなかったのか!」
(彼女の言う「親切」を目の当たりにし、少しは感心したのもつかの間。同級生を庇い動けなくなっているのを見れば小さくため息をついた後にそう怒鳴りつけ。直ぐにそちらへ駆け寄り、実践には向かない自分の魔法をうねうねと彼女に迫る蔦へ向けて発し、すんでのところで深い紫色の霧を纏わせて破壊。バラバラになってもなおのたうち回る蔦の欠片を踏みつけつつ彼女の側へしゃがみこんで、)
「ああいう時は攻撃の魔法を使えばいい。壊せば大人しくなるんだ。…怪我は?それと、お前も。大丈夫か?」
(彼女の魔法属性は何となく感じ取ってはいたものの破壊の魔法が不得手だとは知らずにそう告げ、突き飛ばされて端の方で縮こまっている生徒にも声をかけて。まずはパートナーに怪我がないかと彼女の腕を取り、脚にも触れて確認をしたところ膝に微かな擦り傷を見つけ、咄嗟にそばのテーブルにあった薬草を手に取ってそれを細かくちぎり、)
「嫌かもしれないが応急処置だ。…後で医務室できちんと処置を受けろ、これは毒性の食虫植物だ。」
(未だテーブルの上で禍々しい花弁をハラハラと落としている植物を睨みつけながらも擦り傷にちぎった薬草をぺたりと。腰が抜けてしまっているのであろう女子生徒にも目を向けて「冷静な判断を怠ったからだ。…1歩間違えれば、」とここで大注目を浴びていることに気づきハッとして口をつぐみ)
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