名無しさん 2022-02-01 12:27:49 |
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( 先程、2つ目の足音が聞こえた。
1つ目は暫く前、男性の足音だったが、先程のものはヒールを履いた女性…相棒の足音で間違いなかった。ということは、無事にVIPルームへ誘い、彼女も大仕事を行っている事だろう。)
「 おぉ、こりゃあまた見事だな。 」
( 彼女がこの仕事の正念場で手間取る事は無いと分かっていたのか、VIPルームからの音は聞こえずとも、5分ほど立てば大きな麻袋を手に静かに裏口から侵入し部屋の扉を開ける。
見れば、予想通り仕事は済んでいたようで、余裕な表情で酒を煽っていた奴の見る影もなかった。
部屋の中を見渡してみれば、机に微かな傷があり、その傍には銃弾が落ちていた。
銃弾とハンドガンを拾いあげれば、防音の部屋にノコノコ入ってきたのが運の尽きだな、と、怪我も無い様子の相棒に口角を上げながら話しかけた。 )
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