桜舞う道を二人で〆

あー、まぁ本当はチームで行こうかと思ったけど…ほら、あの2人が和菓子とか好きなのか分からないしさ。だからチヨちゃんと2人でって思ったんだけど…チームの方が良かった？
(チヨちゃんの言う通り、元々はチームで行こうと考えてはいたが、ファル子とテイオーが和菓子を食べてる姿を想像できず、それなら聞けばいい話だが、なんとなくチヨちゃんと2人でいっかと考えたのでそう決めたのだが、もしかしたらチームで来た方が楽しく感じるかなと首を傾げながら聞いて)

い、いえ、そういう訳ではないのですが…私ばかりトレーナーさんに良くしていただいて、なんだかお二人に申し訳ないなぁ、と…って、私が気にするような事ではありませんよね！トレーナーさんなりに私の見ていないところで、ちゃんとお二人のことも気にしてくださっていると思いますし…っと、また考え込んでしまうところでした！それではお店まで移動しましょう
(チームの方が良かったなどということはなく、本心ではむしろ二人の方が嬉しいという気持ちもあったのも事実だが、それはそれとして他の二人に対する遠慮もあると口にするが、よく考えたら自分が勝手に自分ばかりと思ってるだけで相手程のトレーナーであれば、自分が気づいていないだけでその辺は上手く立ち回っているはずと思い直し、気を取り直して次の目的地へと向かうことにして)

ならいいんだけど………やっぱり人気店だからか少し混んでるね。チヨちゃん大丈夫？
(チヨちゃんが何を思っているのかイマイチ読めず、本人が良いのならそれ以上追求しないようにして次のお店へと向かえば、人気店だからか先程とは変わりそこそこ列ができており、10分ほど立って待つらしいのでチヨちゃんは大丈夫かなと心配し)

はい、私は大丈夫です！せっかくここまで来ましたし、待ちましょう！…お話ししながらでしたらすぐだと思いますし…
(10分程度ならば大した時間でもなく、むしろ相手と話しをしていれば自身の体感的にはすぐに過ぎてしまう時間であるため、問題ないと答えては、少しだけ照れくさそうに相手の顔を上目で見やって)

そうだね、チヨちゃんと話すとあっという間だから……そういえば次走だけど、とりあえず10月にオープン戦に出そうと思うんだけどどうかな？
(チヨちゃんと話しているとあっという間に時間が過ぎてしまうので大丈夫だとにこやかに微笑めば、昨日あの後色々と考えた末の次走について話をしようとし、とりあえずはオープン戦辺りはどうかと提案してみて)

(/事実だと2戦目のオープン戦の次で負けて4戦目で朝日杯に行ってますがどう致しますか？個人的には3戦目を省いて無敗のまま朝日杯まで行ってもいいかなと思ってたりするのですが)

はい！でしたら、今年の夏は秋に備えてしっかり着実に力をつけないと、ですね！
(デビュー戦からの次のステップとしてはそれがいいだろうと相手の意見に賛同して、この夏の間にどれだけ自分を高められるかが大事になりそうだと考えては、トレーナーである相手の指導に期待をするように相手を真っ直ぐ見やって意気込むように胸元で拳を握って)

(/特別何も無ければ飛ばしてもいいかなと思ったんですが、調べたところ後方から追うレースを覚えさせようとした結果の敗戦だったらしいんで、二戦目の勝利の後、やっぱり色々な武器があった方がいいんじゃないかというチヨちゃんからのわがままを聞くという形で敢えて走らせてトレーナーらしく厳しく現実を教えるというのもアリなのかなと)

今以上にしっかりトレーニングしないとクラシックなんて夢のまた夢だからね。でも、チヨちゃんがどこまで強くなってくれるか楽しみだよ
(夏にどれだけ力をつけられるかが鍵で、ここで努力しなければクラシックに出走すらできないと厳しく言うも、すぐに微笑んでチヨちゃんがどれだけ伸びてくれるか、大きな期待をしていることを話し)

(/なるほど…その展開も面白そうですね。是非お願いしたいです)

は、はい、頑張りますね！トレーナーさんとならいつか憧れに手が届く気がしているんです、この先も信じさせてくださいね？…あ、順番きたみたいですよ
(厳しくも、確かな信頼と期待を寄せてくれている相手の気持ちに応えたいという想いを示しては、以前までと比べれば着実に自己肯定感も高まっている様子で前向きに微笑み。そうしているうちに店員が席へと通してくれて)

任せて、絶対にチヨちゃんを素晴らしいウマ娘にしてあげるから。あっ、もう10分も経ってた？やっぱりチヨちゃんと話してるとあっという間だね…
(期待を向けられれば真っ直ぐに見つめて言葉に応えて微笑めば店員に呼ばれてびっくりし、話していればもう順番が来たのかと確認のため腕時計を見れば本当に10分程時間が経っていたのでやっぱりチヨちゃんと話すと楽しいなと思いながら席について)

ふふ、本当ですね！…トレーナーさんも注文は私と同じ宇治金時で大丈夫ですよね？
(言った通りあっという間に時間は過ぎて、相手の言葉に満面の笑顔で相槌を打って、席へと腰を落ち着けてメニューに一通り目を通すだけ通してから一応この店に来た目的は宇治金時だが、一応相手には確認の意味を込めてそう問いかけて)

もちろん、それを食べに来たわけだからね。すみませーん、注文お願いします
(ウンウンと快く頷きながらそれを食べに来たんだもんねと伝えれば、すぐに店員を呼んで2人分の宇治金時を頼んで来るのを待ち)

そういえばトレーナーさんは知ってますか？宇治金時の宇治はお茶の産地名が由来みたいですが、厳密には宇治茶を使わないといけないルールは無いそうですよ。ですが、このお店の宇治金時は最高級の宇治茶を使ってるそうで…えへへ、楽しみですね！
(注文した品が来るまでの間、ふと思い出したようにチヨノートを取り出して開けば今日のために予め下調べしておいた、この店のこだわりポイントを雑学も交えて少しだけ得意げに披露しては、楽しげな笑顔浮かべつつ小首を傾げて)

へぇ、初めて聞いた。それでも本場の宇治茶が味わえるのは嬉しいね。……それにしてもチヨちゃんは本当に物知りだな、話聞いててとっても面白いよ
(雑学を聞いて少しだけ目を見開いて驚き、本場の宇治金時が食べられるんだなともっとワクワクすれば、今日のために予め調べてきてくれたのかなとチヨちゃんの雑学を褒めて、待ってる間に楽しい豆知識を聞けて面白いと微笑みながら褒めてあげて)

今日の為に下調べとかしてきましたので…トレーナーさんが喜んでくれて嬉しいです！
(特別物知りという訳ではなく、今日の為に下調べをしたりといった準備の賜物で、それだけ今日のお出かけを楽しみにして浮かれていた証拠でもあって、それでも自分の雑学を聞いて喜んでくれることが嬉しいようでニッコリ微笑んで)

チヨちゃんも調べてきてくれてありがとうね。チヨちゃんと旅行とかしたら楽しそうだな
(改めてしっかりと調べてきてくれてありがとうと感謝を伝えれば、チヨちゃんと旅行したら色んな雑学を教えてくれそうだからとても楽しそうだなとそのまま思ったことを伝えて)

い、いえ、こういう調べ物って勉強にもなって楽しいので…えへへ……えと、その…この先そういう機会があったらいいですね…！
(相手を楽しませる為であるのと同時に自分も知識が増えること自体を楽しんでいる節もあるため、お礼を言われる程のことではないと謙遜して、相手との旅行なんて今の時点では現実の未来として考えられないが、それでもそれがもし実現したらどんなにいいだろうと控えめながらも期待に満ちた眼差しを向けて微笑んで)

いつかは分からないけど長いお休みが出来たら行くのもありかもね……あ、来たみたいだよ。これは…すごいね！
(トレーナーと学生なので長期的な休みを取るのは難しいがそれでも旅行に行けたらいいねと楽しそうに話せば頼んだ宇治金時が頼まれてきて、あんこや白玉も乗った深い緑色をしたその姿に目を輝かせ)

はい！見た目の派手さこそ無いですが、宇治金時としては100点満点の見た目ですね！美味しそうです！…それでは、いただきましょうか？
(運ばれてきた宇治金時を見れば、奇をてらっていたり余計な飾り気などのない堅実かつシンプルな容姿で、まさに素材の味で勝負といった趣を感じ、やや興奮気味に見た目に対する感想を口にしてはスプーンを手にして、相手へとそう語りかけ)

そうだね。それじゃあ早速、いただきます………んっ、とっても美味しいね！こんなにお茶の美味しさを感じられる宇治金時は初めてかも
(語りかけに応じてこちらもスプーンを取り、手を合わせてから早速1口味わえば、最高級の宇治茶を使っているからか今まで食べてきた宇治金時の中でも特にお茶の味わいを楽しめて更に目を輝かせて感激し)

本当ですね！お茶の香りとスッキリした甘さがとっても……うぅ……頭がキーンと……えへへ、あまりの美味しさに一気に食べ過ぎちゃいました
(一口食べればその完成度の高さに驚き、次から次へと口に運んでしまえば、冷たい物を一気に食べた時特有の頭痛がきて、こめかみのあたりに指先を当て、落ち着くのを待ってから相手の方を見やり照れくさそうに微笑めば、先程よりも少しペースを落として食べ進めていき)