オーナー 2022-01-21 17:26:50 |
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( 茶化しのような声をスルーして目的の自室へと一直線 。初めは覚えるのを苦労した通路は今となれば己の領域であった 。右 左 真っ直ぐ 、間違えることなく無事に部屋の床へと五点着地 、流れるように浴室へと滑り込む 。少しの汚れが付着した衣服は後にして籠へと放り込み 、そそくさと冷たい水を浴びればふるりと身を震わせた 。流石に待つのが正解だなんて分かっているが アイツを待たせてんのに … いや 、腹減って待てん!! なんて思考である 、スピード重視で済ませ 。お気に入りのキャラクターモチーフのパーカーを 。先程と何ら変わりないようだが一応新品とだけは伝えておきたいところだ 。ということはさておき 、自室からであれば食堂はすぐそこ 。胃を刺激する芳ばしい匂いが僅かに開いた扉の隙間から鼻へと流れ込んでくる 、居てもたってもいられずに中へと足を進めれば 。… タイミングはバッチリだったよう 。濃厚な匂いに混じって彼が好むあの特有の匂いが鼻を突く 、ひくりと眉を震わせ 。聞こえた言葉に返すよう口を開けば 、火のついた煙草を掌でぐっと握り潰そうか 。折角の料理を前にしてなにも場の空気を悪くしたいわけしゃあない 、極力笑顔に務めて )
ふうん 、それは良かったなァ 。楽しむんも 、仕事せんのも勝手やけどここでそれはアカンのちゃう?
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