トラノコ 2022-01-01 18:33:42 |
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ゾロ
去り行く背中に視線だけ投げて見送った後、ゾロはベッドの上に再びごろりと寝転がり、それにしても…と考える。愛の街だか何だか知らないが浮かれた島だとは思っていた。それに毒されてコックはいつも以上に張り切ってやがるのかとも思ったが、コックがやる事成す事全てを許して己の身体に支障が出るほどの勢いにブレーキをかけてやらなかった己も知らず知らずのうちに毒されていたのかもしれない。こんなにも己を制御できていないとなると未熟さが露呈しているようで舌打ちが漏れた。そこからは不貞寝のように就寝したが眠りに落ちる間際、2ラウンド目に入る前に見たサンジが女と並んで歩き去って行くあの夢を思い出し、帰ってきたらあの浮気野郎をどうしてやろうか勝手にイライラしたまま瞼を下ろした
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