トラノコ 2022-01-01 18:33:42 |
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ゾロ
船を降りて"迷子"というワードに引っかかったゾロは進んでいた道を引き返してサンジの元へ戻っていくと軽い口喧嘩になったが、それはごく自然にサンジの横に連れ戻されており、気がつけば並んで街へ繰り出す形となっていた。
街に入るなり隣では女に話しかけられてデレデレしてやがるいつもの風景、呆れてゾロも立ち止まるとまた一人、また一人と周囲に集まってくる女の数と差し出され続けるラッピングされた袋包みだがゾロは受け取ろうとはしなかった。隣の金髪は差し出されるものを拒むことなく受け取ってはデレデレしすぎて顔面が崩れきっている。まぁ、いつもの事だが…しかし、女にうつつを抜かし女を食事に誘っている言動にゾロはピクリと反応した。心の中にモヤリと黒いモヤのようなものがかかったような気分だ、俺の隣から離れるってんなら思い出させてやる。ゾロは不機嫌気味にサンジの耳をぐいと引っ張って、その耳に口を寄せると小さく言った
「ヤるんじゃねェのかよ?」
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