トラノコ 2022-01-01 18:33:42 |
通報 |
ゾロ
どこにいるかもわからないまま歩き続け、気がつけば浜辺にいた。足元には不自然に所々盛り上がった砂が目につき、どうやら始めに俺たちが漂着した場所らしいということはわかった。街灯もなく光といえば星や月だけであとは四方八方が闇に包まれている。さすがにこのまま彷徨くのはまずいかと思ったが振り返っても小屋が見えず、帰り道を見失ってしまえば、小屋に帰るよりここで夜明けを待っていた方が体力も温存できるし、外の方が周囲の音や気配を探れるな。と判断すると傍の木の根元に腰を下ろし、刀を腕の中に抱えたまま眠って夜明けを待つことにした
トピック検索 |