マスター 2021-12-05 12:07:13 |
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>16 雷さん
…でっけー猫…。あ、あれがもしかして___ッ、わ!?……ちょ…え、待っ…!?
(インカム通話の後、ウェイターの何やら微笑ましげな笑みが若干気になったが、その背中を見送り指名の猫を待つうちに胸中は期待ばかりで満ちていき。やがて視界の端に動く何かを見遣ると、立派な体躯に褐色肌の精悍な猫が。己の指名とは思いもよらず間の抜けた表情で見惚れていたのもほんの一瞬のこと、状況を理解する頃にはずい、と距離が詰められて。猫特有の挨拶なのか何なのか、頬に残る温かい感触と擽ったい耳元の声にオーバーなリアクションでばたつき驚きを示すと、速まる心臓を落ち着かせるように胸元に手を置き暫く固まったままで。「……でしょ。雷さんが一番格好良いと思って__んで、やっぱ正解。……へへ、なに、俺がひとりじめしちゃって良いんですかぁ」時間は掛かったが漸く鼓動を鎮めると、ニッと口角を上げて得意げに笑ってみせ。悪戯っぽくおどけた調子で尋ねつつ瞳を覗き込むように小首を傾げて)
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