万事屋さんと素直ちゃん.〆

本当ですか？じゃあ私、ずうっと銀さんと仲良しでいられるんですね。…ああ、よかったあ（　両手を胸に当て、心底安堵したように言葉を漏らし。あとで家に帰って一人になった時、この時の彼の言葉や視線のひとつひとつがようやく思考に引っかかることになるのだけれど、今はただただほっと胸を撫で下ろすばかりで　）
サービスじゃなくて、いつもお世話になってる銀さんへの、ささやかなお返しのひとつです。お金を取るなんてしませんし、他の人にもやってないです。…寒いのは少し、ましになりました？（　相手と同じように、視線を二人の手元に落とした状態で、ゆるゆると首を横に振りながら穏やかな調子で言って。暖かくなあれ暖かくなあれと心の中で念じ続けること十数秒、何だか此方まで体が火照ってくるようで、少し赤い頬をした顔を上げては、えへへと尋ね　）