オリトレ 2021-11-07 10:17:32 |
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『…逃げ切るつもりらしいな……だが、これが私の…全力だっ!!』
(キタサンブラックのスパートで縮んだ差がまたもや開いたが彼女が本当に速いと認識して、今までよりも強い踏み込みをかけ、更に超前傾姿勢から脅威の末脚でこちらもスパートをかけて追い上げついに1バ身まで差を縮め)
【キタサンブラック】
『っ…そんな…あたしだって目一杯走ってるのに…!』
(これまで以上に背後に感じる威圧感が大きくなり、背筋がゾクッとして、あれで全力だと思っていた彼女が更にもう一段ギアを上げたのがわかると、これがトップレベルのウマ娘の走りなのかと衝撃を受けて)
【タマモクロス】
くぉらあ!オグリぃ!全然来ない思ったら何こんなとこで油売っとんねん!今日はこれからタコパする言うたやろ!?クリークもイナリも待ってんねんからはよ来いや
(レーストラックを走るオグリを見つけるなりフェンスを乗り越えてターフへと降り立ち、真剣勝負の空気を読まずに声を荒げながら乱入してきて)
(/自分がやると言っといてアレですがタマめっちゃ難しいです笑笑)
【オグリキャップ】
えっ…た、タマっ!?……そ、そうだったな…すまない
(突然のタマの叫び声に驚き、徐々にスピードを落としていくとそういえばそんな約束をしていたなと思い出してタマに駆け寄り)
【雨宮】
ええーっ!?タマモクロス!?てかめちゃくちゃいいレースだったのに…
(白い稲妻ことタマモクロスの出現に驚くも、自分の担当であるキタちゃんとオグリキャップの激闘が帳消しになったことを悔しがり)
【キタサンブラック】
はぁ…はぁ…あれ…?
(最後は無我夢中だったため異変に気づくのもワンテンポ遅れて、全力を出し切っての展開に膝に手をついて乱れた呼吸整えながらオグリを振り返って)
【タマモクロス】
うん…?なんやこの空気…もしかしなくてもウチのせいか?…あはは、堪忍やで……ほ、ほな、オグリ、ウチは先行ってるで!
(ここでようやく自分が原因で微妙な空気になっていることに気付き、笑って誤魔化しながら後退りしその場から逃げるもとい、走り去っていき)
【オグリキャップ】
すまない、キタサンブラック。この決着はいつかつけよう……では失礼する。
(去っていくタマを目で追い、キタちゃんの方へ向くとまるで好敵手と認めたような真剣な眼差しで見つめながら、再戦を約束して自分も去り)
【雨宮】
あらら、決着付かずか……でもお疲れ様キタちゃん。なにか学べたことはあった?
(立ち尽くすキタちゃんの方へ駆け寄り、今回オグリと走ったことで今までとは違う何かを知れたかと興味本位で聞き)
はい、とても貴重な経験が出来たと思います。…でもやっぱオグリキャップさんの走りは凄かったです、あたしは全然調子は悪くなかったですし、最後の仕掛けもバテることなく力を出し切れたはずなのにそれでも、あのまま続けてたら差し切られていたって言い切れるぐらいには追い詰められちゃってましたし
(内容的には負けていたであろう展開だったものの、悔しさよりはあれほど強いウマ娘と実戦に近い形で競り合えたという事実の方が重要で、自分もあれぐらいの走りが出来る様にならないといけないんだというモチベーションへと繋がったようで興奮気味に話して)
そうだね、せっかく貴重な体験ができたんだ。今日のことを活かしてこれからも2人で頑張っていこうね。それじゃ、今日のトレーニングはこれで終わり!お疲れ様、ゆっくり休んでね。
(オグリの本気をこの目で自分も興奮が収まらない中、絶対キタちゃんをあのレベルまでに育てようと意気込み、先程のレースでかなり疲れているだろうとトレーニングを切り上げ)
お疲れ様でしたー…今日はいつもより良く眠れそうです
(普段通りのトレーニングに加えて真剣勝負といってもいいぐらいの走りをした後とあってトレーニングの終わりを告げられるとグッタリと脱力して、疲労感と充実感に今夜はよく眠れそうだと冗談めかして笑って)
次の日
(昨日の約束通りカフェテリアにサトノダイヤモンドと一緒にやって来れば入り口近くで相手が来るのを待っていて)
あっ、キタちゃん!それにダイヤちゃんも!今日は2人で約束してたらしいけど俺も入っちゃってごめんね。
(昼休み、2人を見つけるとすぐに駆け寄って前から少し思っていた友達との昼休みなのに今日は自分もお邪魔して申し訳ないと最初に言って)
【サトノダイヤモンド】
むしろお願いを聞いてもらってるのはこちらですから気にしないでください。それで…ご相談なんですけどレシピは実践しながら覚えた方がいいと思うんです。なので、今度お時間がある時に一緒に作りながら教えてもらうことは出来ますか?勿論キタちゃんも一緒に、です
(柔和な笑顔で問題ないと言い、それからレシピを教えてもらうだけでなく一緒に実践しながら覚えたいとお願いをしては隣のキタちゃんの方をチラリと一瞥してから小首を傾げつつ相手の返事を待って)
【キタサンブラック】
えっ、あたしも!?…でも、確かに少しだけ興味あるかも…トレーナーさん、迷惑でなければあたしからもお願いします
(よもや自分も巻き込まれるとは思っておらず驚いたような表情を浮かべたが、みんなで一緒にお菓子作りというのは楽しいかもしれないと考えればこちらからも改めてお願いをして)
あぁ、全然構わないよ。日にちはどうする?俺は何時でも空いてるけど……
(まさかの提案に少し驚くも、自分のレシピが役立つなら全然嬉しいので快く引き受けていつ頃みんなでお菓子作りするか聞いてみて)
【サトノダイヤモンド】
それでは、明日の放課後でも構いませんか?ちょうど明日は私のトレーニングもお休みなので
(それならばと、早速自身の予定と照らし合わせた上で日時を提案して)
【キタサンブラック】
うん、あたしも明日なら大丈夫かな。元々いつも通りトレーニングってぐらいしか考えて無かったし…ですよね、トレーナーさん?
(元より平日の放課後となれば特別な事情など無ければトレーニングをするというぐらいの予定しか入っておらず、後は相手さえオッケーをしてくれれば問題なしだと考えては、一応相手に確認をとって)
もちろん大丈夫だよ、じゃあキタちゃん、明日はお休みにしよっか。材料とかはこっちで準備しとくから2人とも明日授業終わったら調理室に来てくれないかな?
(特に休みの日にちとかは決めていなかったのでOKし、年下の学生に費用を出させる訳にもいかないので自分が諸々準備すると言い、明日の日程を確認し)
【サトノダイヤモンド】
ありがとうございます、キタちゃんから聞いていた通りとても優しいトレーナーさんなんですね。キタちゃんってば最近はいつもトレーナーさんとのことばかりお話ししてくれるのでちょっと妬けちゃいます
(お願いをしたのはこちらだというのに準備などは全部受け持ってくれるという相手に感謝すれば、話しに聞いていた通りの人だと微笑むと、親友であるキタちゃんの変化について少しだけ茶化すように語り)
【キタサンブラック】
えっ、そ、そうかな…?そこまでじゃないと思うけど……えっと、それよりそろそろお昼食べましょう!あたしもうお腹ペコペコですし、のんびりしてたらお昼休みの時間も無くなっちゃいますから
(自身の無意識下での行動について本人を前にしてそんな風に話されると妙に気恥ずかしくなり、僅かに赤面しつつ頬をポリポリ掻いて。そんな微妙な雰囲気を吹き飛ばすように話題の方向転換を図るべくカフェテリアへ来た本来の目的を遂行しようと言い)
なんかそんな事言われると俺も恥ずかしいな……そうだね、この前は話しすぎてお昼の時間無くなっちゃったし早く行こっか。
(キタちゃんがそんなに自分の事を話していると知るとなんだかとても恥ずかしくなり、話題を変えたキタちゃんに感謝しながらも、前回のような事を起こさないようにとカフェテリアに向かい)
【サトノダイヤモンド】
ふふ…そうだね
(自身の発言に対して二人揃って同じようなリアクションをとるのを見れば含みのある笑みを浮かべながら二人の後に続いて歩いていき)
【キタサンブラック】
今日は何にしようかな…カツカレー…ハンバーグもいいなあ…なんだか最近とにかくお腹が空いちゃうんですよね
(カフェテリアの中に入りメニューを見れば、真っ先にガッツリ系のメニューに目線が行き、無自覚ながら日頃のトレーニングの積み重ねにより少しずつ身体が出来上がってきている証拠でもあって)
お腹が減るってそれだけ毎日頑張ってるってことだね。あ、牛丼1つお願いします。
(確かに最近キタちゃんは更に体つきが良くなって…あっ、やましい意味じゃなくて、とりあえず順調に成長しているのだと喜ばしく思い、自分も昼食をとろうと注文して)
【キタサンブラック】
そうですよね、しっかり食べてトレーニングして強いウマ娘にならないと!…あたしはカツカレーくださーい!
(頑張れば当然お腹も空く、相手の言葉に納得して頷けば午後のトレーニングに備えてしっかり食べようと思い此方も相手に続いて注文を済ませて)
【サトノダイヤモンド】
…キタちゃんも最近はすごく力をつけてきてるし、そのうち私と勝負をすることもあるかもしれないですね。最高の勝負をする為にもキタちゃんのこと、しっかり鍛えてあげてくださいね
(各々の料理が完成し、それを受け取り手近な空席まで歩きながら、相手にだけ聞こえるようにライバルとして強敵として自分を脅かす存在にまで親友のことを育て上げて欲しいと小声で伝えては緩やかに微笑み)
ふふーん、キタちゃんはあのオグリキャップに好敵手って認められ…たのかな、でもそれぐらいの実力は身についてるから俺たちは負けるつもりないよ。
(昨日の模擬レースを思い出しながら今のキタちゃんは毎日ものすごい勢いで成長していると自分の事のように自慢して)
【サトノダイヤモンド】
知ってますよ、あのオグリキャップさんといい勝負が出来たって嬉しそうに話してましたから…キタちゃんの素質もそうですけど、トレーナーさんのご指導がいいからだと思います。だからこそ勝負の日が楽しみなんです、勿論私も勝ちを譲るつもりはありませんよ
(得意げに胸を張る相手に対して笑みを崩さずに深く頷き、二人が素晴らしいパートナーであることは疑いようがない事実であり、その上でライバルはやはり強ければ強い方が燃えるのだと言わんばかりにいつか真剣勝負をする日へと想いを馳せて)
【キタサンブラック】
二人とも何の話しをしてるんですか?あたしも混ぜてくださいよー
(先にテーブルへと料理を置き、振り返ると少しだけ自分より遅れて歩きながら二人が何やら楽しげに話しをしている様子が見えて、なんとも言えないモヤモヤした感情が沸き上がればトレーナーの元へと歩み寄り、袖をくいっと引いて)
ん?キタちゃんとダイヤちゃんはいいライバルだなーって、それより待たせてごめんね、お昼食べちゃおっか。
(まだダイヤちゃんの実力は分からないが、それでもキタちゃんと同等のレベルだと確信した時に袖を引っ張られて少し驚くが、それよりも待たせてしまったことに申し訳ないと感じてテーブルに料理を置いて席につき)
【キタサンブラック】
…あ、はい!そうですね、そうしましょー!いただきます
(一瞬感じたモヤモヤは何だったんだろうと自問自答しつつも、答えは出そうになくお昼にしようという言葉を聞き思考を放棄すれば自身も席について食事を始めて)
【サトノダイヤモンド】
キタちゃんは本当にトレーナーさんが大好きだね
(トレーナーに反応してもらえて見るからに嬉しそうなリアクションを見せるキタちゃんに対し、どういう意味での好きなのか敢えて解釈を曖昧にしつつ、そう言って微笑み)
頂きます…もぐもぐ…ん?そうだったら嬉しいな、俺もキタちゃんの事大好きだよ。
(自分も食事を始め、ダイヤちゃんの言葉に反応してLOVEの方かLIKEの方かどちらか分からなかったがキタちゃんのことが好きなのは変わらないのでさも当然のようにこちらも好きだということを伝え)
【キタサンブラック】
えっ…ええ!?大好きだなんてそんな…
(好きの意味について考えるより先に言葉の響きだけで既に赤面状態になり、食事の手を止めてしどろもどろになってしまい)
【サトノダイヤモンド】
ふふ、良かったねキタちゃん。二人とも仲が良くて羨ましいです
(キタちゃんの反応的に満更でもなさそうなのがわかって、トレーナーとウマ娘という垣根を超えた絆を感じることが出来れば、いいなあ…と羨ましげにしていて)
キタちゃん顔真っ赤だけど大丈夫?、そう言うダイヤちゃんとそっちのトレーナーさんは仲良くないの?
(顔真っ赤なキタちゃんを心配しながらも、自分達のことを羨ましいと言うダイヤちゃん達はどうなのかと他のトレーナーとウマ娘はどんな感じか興味本位で聞いてみて)
【キタサンブラック】
は、はいっ、大丈夫ですから気にしないでください…!あはは…なんかあたし変ですね
(相手に余計な心配をかけさせまいと慌てて大丈夫だと誤魔化し、さっきからどうにも調子がおかしいと自覚をしており苦笑混じりに頬を掻いて)
【サトノダイヤモンド】
いえ、そういう訳じゃないですよ。私のトレーナーさんはちゃんと信頼の出来る人ですけど…お二人はもっと深く本人同士が強い絆で結ばれてるような…そんな気がするんです
(あくまでもウマ娘とトレーナーという観点で見るなら良好な関係といえるが、二人を見ているとそういったある種の割り切った関係とはまた違ったように見えると言い)
んー…そう言われるのは嬉しいけどそんなことないと思うけどな、俺とキタちゃんは普通にウマ娘とトレーナーの関係だと思うけど……あっ、キタちゃん俺もカツカレー食べたいな。
(自分とキタちゃんはあくまでほかと一緒で仲が良いのは認めるが普通の関係値だと考えており、その後クレープや喫茶店の事でそういうのは慣れたのでキタちゃんの方へ口を開けて食べさせてくれるのを待ち)
【キタサンブラック】
あっ、はい、いいですよ。どうぞ!そのかわりその牛丼も一口ください
(自然な流れで求められると一切の躊躇いもなく片手を下に添えながらスプーンを相手の口元へと持っていき、こちらもおねだりをして)
【サトノダイヤモンド】
…普通のウマ娘とトレーナーはそんなことしないと思いますよ…
(二人してどこまで本気でやっているのか、実はわざとやっているのではないかと判断に困る振る舞いに苦笑を浮かべ、聞こえないぐらいの小声でそう呟いては食事を進めて)
ありがと、それじゃほら、あーん……ってそうなの!?みんなあんまり仲良くないのかな…ねぇキタちゃん?
(食べさせてもらった後に自分の牛丼をキタちゃんに食べさせながら、他の人たちはこういうことをしないという事に驚愕し、これが普通だと思っているのでキタちゃんにも同意を求め)
【キタサンブラック】
えっ、あ、はい…そうですね…
(ダイヤちゃんのみならず、偶然近くの席に居合わせてこのやり取りを見ていたウマ娘たちがすごい表情をしており、目が合うと同時に逸らしたのを見れば、もしかしておかしいのは自分たちなのでは?という考えに至りぎこちなく笑いながら応えて)
【サトノダイヤモンド】
心配だなあ…
(お互いに天然でやっているのだとわかると、それはそれで今のような距離感を間違った付き合いをしていく中で何か良くないことが起きたりしないか心配になって小さくぼやき)
ん?どうしたの2人ともって…明らかに変な目で見られてるな。ほんとにこういうことしてるのは俺たちだけらしいね…少し控えよっか。
(2人の様子がおかしい事に気づき、その後周りの反応からおかしいのは自分達だとやっと察して、このままだとキタちゃんが周りから変な誤解を受けてしまうと思いさっきみたいなことは控えることを提案して)
【キタサンブラック】
えっ…あ、そ、そうですよねっ、あたしもそうした方がいいと思います…!
(一瞬残念だという気持ちが少しだけ沸き上がり、落胆したような声を漏らしてしまったが相手の意見は間違いなく正論であったため、慌ててその言葉に同意して頷き)
【サトノダイヤモンド】
仲が良いっていうのら強みにもなるし弱みにもなってしまうんだ…
(最初こそ二人の仲を羨んだものだが、今のような感じのやり取りをみれば、やはりトレーナーとウマ娘はある程度の割り切った関係性でいるのも大事なことなのかもしれないなと、一歩引いて観察しながら考えていて)
…ご馳走様、それじゃダイヤちゃん明日はよろしくね。キタちゃんはまた放課後のトレーニングで、それじゃ。
(少しして牛丼を完食して、食器を持ちながら先程より静かになった空気をかき消すように笑顔と明るい声で2人に後々のことを言って去り)
……うん、考えててもしょうがない!トレーニングに集中しないと!次のレースもそのうち決まるかもしれないし!
(放課後、グラウンドへとやってきたもののこれからトレーナーと会うと思うとお昼休みのことが頭をよぎってしまいつい色々なことを考えてしまいそうになるが、それはそれとしてトレーニングはしっかりやろうと自らに言い聞かせては準備運動をキッチリこなして)
キタちゃんおっすー。そうそう、次のレースなんだけどさ…GIIに挑戦してみない?
(いつものようにグラウンドへ来ると、さっきまで会議をしていたので多めに資料を持ちながら、キタちゃんの今の実力なら重賞レースでもやっていけると思い次のレースについて聞いてみて)
あ!トレーナーさん、おっすおっすー!…あたしがGⅡレースに出られるんですか!?是非挑戦したいです!
(相手が来ると手を大きく振り、相手のノリに合わせてそう挨拶を返して。次のレースに関する提案を聞けば、これに勝てばついに夢のGIレースへの道が開けるかもしれないGⅡレースへの挑戦ということで当然挑戦すると力一杯宣言して、さっきまでのなんともいえない微妙な悩みは吹き飛んで)
うんうん、そろそろキタちゃんも重賞レース出てもらおうかなって。来週の土曜日にスプリングステークスがあるんだけど出てみる?もちろん他の出走ウマ娘もデビュー戦なんかと比べ物にならないほどのレベルになってくるけど……
(思ったよりも反応が良かったのでそのまま説明に入り、既に彼女の実力なら申し分ないと踏んで提案してみたが、もちろんこの前のように簡単には勝てないことを説明し)
もちろんです!その為のトレーニングだって一生懸命頑張りますよ!なんてったってあたしたちの夢への第一歩ですから
(どんなレースであろうと勝ちたいという想いは皆同じである以上勝つことがどれだけ大変なのかはデビュー戦でも十分にわかっていて。それでも上を目指し理想を形にする以上は避けては通れない道でもあるため、厳しい戦いになるのならそれでも勝てるようにトレーニングをするだけだとやる気を見せて)
…その覚悟受け取ったよ、それじゃ早速トレーニング始めるけどまずは昨日の続きで差しを試してもらうよ。ちなみに先行については恐らくだけどある程度適正あると見たからパスするよ。
(キタちゃんのやる気を知るといつものようにトレーニングをすると言って、自分の予想や今日の予定を話しながら差しウマ娘で有名なウオッカやスペシャルウィークの資料を昨日のように渡すが、その内容は昨日のものよりも分かりやすいように改良されており)
はい!頑張ります!…ええと、差しは…なるほど、序盤はいかに後半に向けて温存して先行するウマ娘たちから離されないかが大事なんですね…それから仕掛けるポイントが早すぎても遅過ぎてもダメ…うぅ、なんだか難しそう…でも、トレーナーさんが用意してくれたこの資料のおかげで大事なポイントは理解出来た気がします
(意気込んで早速差しについて学ぶべく資料に目を通して見るが、覚えるべきことや注意することが逃げよりも多い事から難しそうな印象を抱くが、相手の用意してくれた重要なポイントは抑えた資料のおかげでゼロから学ぶよりはどうにかなるかもしれないと思えて、改めてトレーナーの存在に感謝して)
良かったぁ、努力したかいがあったよ。それじゃあある程度理解できたら試しに走ってみよっか。
(自分の作成した資料が思ったよりも分かりやすかったようでそれがとても嬉しくて、少ししてキタちゃんもある程度理解できたようなので走ってみることを提案して)
そうですね、後は難しく考えるよりも走ってみるべし!ですよね?それに差しなら昨日オグリキャップさんにすごくいいお手本を見せてもらったばかりですし…まあ、同じようになんていうのは流石に烏滸がましいんですけど
(このまま頭で考えてうだうだやってるよりもまずはやってみようと相手の言葉に同意して、逃げよりも感覚は掴みにくそうではあるが、それでもこの方向性で強いウマ娘の走りは先日直接見ることが出来たため、そのイメージを脳裏に焼き付けたまま早速実践を始めて)
でも、それが1番やりやすいし強くなれると思うよ。本当にオグリには感謝だね。それじゃあ、行ってらっしゃい。
(確かに昨日のオグリの差しは素晴らしかったと思い出しながらも、キタちゃんがまだどんな才能を持っているのかワクワクしながら手を振って走るのを見送って)
………!よし、ここだ!…………はあ、ダメだあ
(昨日見せられたオグリの走りと自分ならきっとこう逃げるというイメージ、二つの比較対象が自分の中に出来上がったことで、模擬レースとまではいかないまでも一人で行うにはかなり実りのあるトレーニングとなっていて、前を走っている自分の姿が確かなイメージとして思い描けるまでになっていて、自分なりに仕掛けるポイントを決めて攻めてみるがやはりその背中はイメージの中でも掴まえられず流石に最初からそんなに上手くはいかないなと深く息を吐き)
やっぱり1人だと難しいかな?……ごめんね、俺がもっと手腕良ければウマ娘も増えただろうに、またほかのウマ娘がふらりと現れるかも分からないし…申し訳ない。
(1人でがむしゃらに練習するより自分がいた方が凄く成果が出ることも分かってはいるが、それでも1人で走って差しのコツを掴もうとするキタちゃんを見て謝罪し)
いえ、気にしないでください!それに、あたしは確かに一人ですけど何となく逃げのペースで走るあたし自身の姿が前に見えてるっていうか…これもトレーナーさんが逃げの走りを教えてくれたからこそだと思うんです
(謝罪を口にする相手に首を横に大きくブンブンと振って、相手の提案してくれた色々な脚質での練習によってある意味ではレースに近いシチュエーションでのトレーニングが出来ていると、むしろ感謝の気持ちを述べて)
そっか、なら良かった。ちなみにどうだったかな、改めて差しを意識して走ってみて逃げよりやりづらいとかあったかな?
(謝ったはずなのに感謝されると少し困惑したが、すぐに笑顔で対応して切り替え、昨日とキタちゃんの走りを比べてみて自分もある程度予想はできているが本人に走ってみての感想を聞いてみて)
まだ一回目なのでなんとも言えないですけど、でも逃げの方があたしには向いてるのかなって思いました。…でも、逃げてく背中を追いかけるって感覚ももう少し自分のものにしてみたいって気持ちもあるんですよね…本当は脚質は一本に絞って練習した方がいいのはわかってるんですけど、もう少しチャレンジしてみてもいいですか?
(質問に対して少しだけ考えてからやはり逃げの方が自分には合っていると確信を抱くが、特殊な練習環境に置かれているせいなのか逃げる立場の自分の心境なんかも理解できる為、もう少しめ差しのコツも掴めそうだと思えば、わがままだと思いながらももう少し差しの練習もしたいと言って)
もちろん大丈夫だよ、というか色んな脚質試すって言ったの俺だしね…無理のないように頑張ってね。
(むしろ自分のわがままに付き合わせてるなと思いながらも、キタちゃんがやりたいというのならやらせてあげようと快く承諾して)
ありがとうございます!よし…今度こそは捉えてみせる…!
(お礼を言えば再び自分のイメージの中の逃げる自分を追って走り始めて、序盤はしっかり足をためることを意識して仕掛けるポイントの見極めをしながら走り、そしてここぞという場面でスパートをかけるが、イメージの中の自分との距離は一切縮まらず、何故…という思いが強まるが、端から見れば先ほどよりも走りは間違いなくよくなっており、走りの能力が上がれば当然イメージの中の逃げる自分も同じだけ速くなるということに本人は気づいていないようで)
いやぁ、さすがキタちゃん。まさか2回目でもうコツ掴み始めるとは思わなかったよ。仕掛けるタイミングもバッチリだし素晴らしい走りだったよ。
(傍から見た感想として、先程よりも見違える成長を遂げておりこの走りならば実戦でも使えるなと確信しながらこちらへと戻ってきたキタちゃんを褒めながらタオルを渡して)
え?今ので良かったんですか?…確かにさっきよりは上手く走れたような気はするんですけど…
(戻ってきた自分を労う相手の態度はなんとも嬉しそうで、自分の中の感覚とは違うことに戸惑いを感じて、実際初回よりはいい走りが出来たと自負しているが少しばかり釈然とせず首を捻って)
え、なんか思ったよりって感じなんだね……そういえば何かを追っているように走ってたけど幽霊でも見えてた?
(キタちゃんの反応が良くなくて驚きながらも、さっきの光景を思い出しているとそんな感じだったなと思いもしかたらキタちゃんにもあのウマ娘のように見えない何かが見えているのではないかと冗談で聞いてみて)
ゆ、幽霊!?そ、そんなの見えてないですよ!?…えっと、その…トレーナーさんは見えてない、ですよね?
(幽霊という単語が飛び出せば顔を少しだけ青ざめさせ、自分はそんなつもりなかったと首を横に振れば、おずおずと相手のことを見上げるようにしてまさかそんなものは見えてたりなんてことは、と念の為尋ねて)
いやいや、幽霊なんている訳……いや、そういえばずっと後ろに白くてふわふわしてたものがキタちゃんの後ろにいたかな…
(幽霊のことを否定しようとしたが、キタちゃんとは超仲良しだと思っているので本当に幽霊がいたとからかって)
ひいいい…!と、トレーナーさん!神社、神社へ今すぐ行きましょうっ…お祓いしてもらわないと…!
(耳をヘタらせて、青ざめた顔でトレーニング中であることも忘れて神社へお祓いに行こうと必死で訴えて)
いやっ…その…ふふっ…ご、ごめんね…幽霊なんて居ないよ、あまりにもキタちゃんの焦り姿が面白くて…お腹痛い…あははっ…
(想像以上の反応で抱腹絶倒しながらも騙してすまなかったと謝罪するも、今だにキタちゃんの焦り姿で思い出し笑いしそうになって必死に笑いを堪えながら)
…?も、もしかしてあたしのことからかったんですか!?うぅ…酷いですよー!それに笑い過ぎです!
(急に笑いだした相手に一瞬キョトンとした表情を浮かべ、それからようやく自分が騙されたのだとわかれば顔を真っ赤にしてポカポカ胸を叩いて抗議して)
ごめんごめん、だってキタちゃん可愛いんだもん。あと結構胸叩かれるの痛いっす…
(怒る姿も可愛らしいなと思いながら宥めるように優しく頭を撫でながらも、手加減してるとはいえウマ娘の力で叩かれるのは少し痛いので止めるように言って)
あ、ご、ごめんなさい。…ええと、それで確かあたしが何かを追いかけてるみたいって話でしたよね?それは間違ってないですよ、あたしはあたし自身なら逃げる時こう走るっていうのをイメージして、それを追いかけていたんです。…でも、上手く走れたって思っても全然差が縮まる気がしなくてちょっと自信なくしちゃいます…
(決して某ウマ娘のようなお友だちというようなものではなく、ハッキリ自分の中に存在するイメージと擬似的なレースをしていたのだと話し、それに追いつける気がしなかったことから差しの才能は無いのかもと不安になったのだとため息をついて)
ふむ……それってさ、結局イメージだけど逃げてるのはキタちゃんなんでしょ?追いつけないってことは逃げと差し、どっちもそれほど早いんじゃないかな?それに見当違いで仮に差しの才能なくてもキタちゃんには逃げの才能があるんだからさ、もっと自分に自信もってさ、笑って笑って。
(あくまで自分の予想だが、もしかしたらそうなのでは無いのかと言い、仮に差しができなくても自由自在な脚質を持つウマ娘などそうそういないので元気を出してという風に自分の頬を両方の人差し指で押し上げて笑顔を作ってそれをキタちゃんに向けて)
逃げてるのもあたし……なるほど…そっか、そうだったんですね!あはは、それじゃあ差が縮まらない訳ですね
(相手の言葉を頭の中で反芻し、よく考えたらイメージの中の自分も自分の成長に応じて速くなっていくのだから追いつかないのは当然かとようやく納得がいけば安心したように微笑んで)
順調に成長してる証拠だね。……あ、そうそう。キタちゃんがスプリングステークス出走するって言ったからちょっと申請とかの手続きしないといけないんだよね、悪いんだけど今日のトレーニング早めに切り上げてもいいかな?
(自分の担当ウマ娘が成長してるのを喜ぶと、手続きのことを思い出して申し訳なさそうにせっかくのトレーニングを終わらせていいかと聞き)
はい、もちろん大丈夫です!あ、そうだ、トレーナーさん。あたしも他の子たちみたいに自主的にもトレーニングしてみたいと思うんですけど、ダメですか?
(自分の参加するレースの手続きのためと聞いてダメだと言うはずもなく元気いっぱい頷き、それから思い出したように他のウマ娘たちがトレーナーの指示以外のところでも自分を鍛えたりしているのを見ているため、自分も出来ることがあるならしたいと申し出て)
もちろんいいけど無理はしちゃダメだよ?、程々にしなかったら許さないからね?
(自分でトレーニングをするのはトレーナーとして嬉しいが、自主トレをやりすぎで体を壊す例も知っているので少しきつく行って念を押して)
はい、わかってます!…でも、どのぐらいが丁度いいのか分からないので今度オススメのトレーニングメニューとか教えてもらってもいいですか?
(相手の意に沿わないことはしたくないという気持ちが強く、もちろん無茶は絶対にしないということは前提にしつつ今の自分に合った自主トレのメニューを考えて欲しいとお願いして)
はいよ、もしかしたらまたトレーニング切り上げることあるかもだから考えとくね…っと、それじゃ俺はここで失礼するよ。明日は昼も言った通りにダイヤちゃんとマカロン作りだね、それじゃ。
(これから目標通りにGIへ挑むとなるとまた申請などで忙しくなるかもなので自主トレメニューを考えることを約束すると、腕時計を見て時間を確認して明日の予定も言ってグラウンドから去り)
【キタサンブラック】
お菓子作りなんてあたし、上手く出来るかなあ…
(次の日の放課後、言われた通りにダイヤちゃんと一緒に調理室へとやってきていて。なんとなく流れで自分も一緒に作ることにはなったものの、自分がうまく出来るかどうか少しばかり不安な様子で)
【サトノダイヤモンド】
大丈夫だよキタちゃん。きっとトレーナーさんが優しく教えてくれるから
(隣で不安そうにしているキタちゃんを元気付けるように、トレーナーは優しい人だからきっと手取り足取り教えてくれるはずだから大丈夫だと微笑んで)
お待たせ2人とも、なんかお菓子作り教えるって緊張するね。
(材料を持って調理室に来ると、トレーナーとしての身だが料理を教えるというのはなんだか緊張するなと苦笑いして)
【サトノダイヤモンド】
ふふ、キタちゃんからトレーナーさんは教え上手だって聞いていますから期待しています
(プレッシャーを少なからず感じているらしい相手に、キタちゃんから日頃から聞いている評判を引き合いに出して期待をしているなんて、本人に悪気は一切ないながらもプレッシャーを更にかけて)
【キタサンブラック】
トレーナーさん、今日はお願いします。あたし、お菓子作りは初めてですけど頑張ります!
(相手に礼儀正しくペコリとお辞儀をしてから、自分にとっては初めての経験だが、相手が教えてくれることならトレーニング以外のどんなことであったとしても頑張って理解してついていかなくてはと意気込んで)
まぁ、マカロンって作るの少し難しいけど頑張ろっか。それじゃあまず、メレンゲから作るよ。
(プレッシャーを感じながらも材料を入れたカゴから卵とグラニュー糖を取り出して)
まずは卵から卵白を分けて、それをボウルに入れて…グラニュー糖を入れて泡立て器でかき混ぜるよー
(卵を割って、殻を上手く使い黄身と卵白を分けた後に卵白をボウルにいれ、グラニュー糖も入れた後に素早くかき混ぜると、数分後にはホイップ状になり)
【サトノダイヤモンド】
メレンゲは私も作ったことがあります。クッキーとかに使うと口の中で解けるような食感になりますよね…と、それよりキタちゃんが苦戦してるみたいですから助けてあげてください
(メレンゲ作りに関しては他のお菓子作りの際にやったことがあるようで、相手の後に続いて手際良く作業をしながら隣のキタちゃんの方を見れば中々思うように黄身と卵白を分ける作業が上手くいっていない様子で相手にそう声をかけて)
【キタサンブラック】
あれ…?うぅ、難しいなあ…
(卵を割るところまでは問題なく出来たものの、黄身と卵白を分ける作業で相手がやっていたように殻を使って挑戦してみるものの、黄身が潰れてしまったりと中々上手く出来ずにいて)
上手だねダイヤちゃん…え、あうん……キタちゃん大丈夫?一緒にやってみよっか。
(ダイヤちゃんのの手際の良さを褒めながらも、キタちゃんが苦戦中なのに気づいて後ろから抱きつくようにキタちゃんの手に自分の手を添えて卵の殻で卵白と黄身を分ける工程を教えて)
【キタサンブラック】
わわっ…え、えっと、こうですかね?……出来ました!
(突然背後から抱き締められるような格好になればドキッとして、緊張しながらも相手の教えてくれた通りに手を動かせばどうにか上手く黄身と白身を分けることに成功して嬉しそうに笑いかけて)
【サトノダイヤモンド】
(そんな二人のやり取りをなんとも楽しげに、微笑ましげに横目で見やりながら黙々とメレンゲの泡立て作業をしていて)
おめでと。よし、それじゃ泡立てよっか。このまま一緒にやる?
(見事できたことに安堵しながら、キタちゃんのボウルにグラニュー糖を入れ、ダイヤちゃんの方はメレンゲになりつつあることを確認すると、顔と顔が近くてなんだか恥ずかしいなと思いながらも泡立ても自分が後ろから教えながらやろうかと聞いてみて)
【キタサンブラック】
へ?え、えっと…その…
(流石に材料を混ぜるぐらいなら自分でも出来るような気がしたが、距離感が近いままそんな風に尋ねられると胸がうるさいほどに高鳴って何故かすぐに答える事が出来ず、しどろもどろになってしまい)
【サトノダイヤモンド】
混ぜ方にもコツがいるよ、キタちゃんせっかくだからそのまま教えてもらったら?
(ハッキリした返事を出来ずにおろおろしているキタちゃんを見ればクスりと笑い、そう提案をして)
そうだね、それじゃあこのまま続けよっか。こうやって一気に泡立て…よし、角が立ってきたね。これでメレンゲは完成だよ。……ってキタちゃん?
(自分がこのまま教えた方が効率がいいなと考え、そのまま手際よくメレンゲを作り始め、しばらくすると出来上がってきたがキタちゃんの顔を見ると真っ赤になっていることに気づき)
【キタサンブラック】
え、いや、その…ちょっと近いなあ…って
(結局メレンゲが完成するまでの間、殆ど密着状態で作業をしていたことになり、相変わらずドキドキした状態のまま近過ぎる距離感を少しばかり遠慮がちにしながらも指摘して)
【サトノダイヤモンド】
ふふ、でもお陰でキタちゃんの方も上手く膨らんだね。…次はどうすればいいですか?
(仲睦まじく作業をし、相手の助けもあってメレンゲをいい感じに仕上げたのを見れば満足げに微笑み。それから次の作業工程について相手に尋ね)
ごめん嫌だったよね……次はこの抹茶とアーモンドパウダー、粉糖を予め混ぜた粉をメレンゲに入れてペースト状に混ぜてくよ。
(キタちゃんから離れてずっと後ろにくっついてたことを謝罪した後に、自宅で作ってきた物を袋からメレンゲの入ったボウルに入れてゴムベラで混ぜて)
【キタサンブラック】
い、嫌っていうかその…なんて言ったらいいか…って、あたし何言ってるんでしょうね、集中しないと!
(相手が離れていって緊張が解けて安心するのと同時に、ちょっと残念に思う自分もいて、なんともモヤモヤした感覚に少し考え込んでしまうがせっかく相手が教えてくれてるのだから集中しないと、と思い気を取り直し相手の説明を聞きながら手を動かし)
【サトノダイヤモンド】
抹茶にアーモンドパウダー、それから粉糖…材料は意外にシンプルなんですね
(相手が説明した材料をメモしていきながら、あの味がこれだけの材料で出るなんて不思議だと思い感心したように頷き)
まぁこれが上下の生地になるからね、中のクリームはこの後作るよ。
(混ぜながらまだまだ工程があることを知らせて)
よし、それじゃあ混ぜたこれを絞り袋に入れて生地を絞っていくよ。
(ボウルの中のクリームを絞り袋に入れて、クッキングシートを引いた耐熱皿の上に半円状に絞り出して)
【サトノダイヤモンド】
なるほど、こんな感じですか?
(相手の説明通りに要領よく絞り袋を使っての作業をこなしていき、一応相手に確認を求めて)
【キタサンブラック】
わっ、トレーナーさんはもちろんだけどダイヤちゃんも上手!…よーし、あたしも
(相手のお手本と比べても遜色ないダイヤちゃんの手際に、ぱちぱちと拍手し、自分も頑張って相手の教えについていこうと慣れない手つきで少し不恰好ながらも耐熱皿へ絞り出して)
うんうん、そんな感じで大丈夫。それじゃあ絞り出したの少し乾燥させるからそのうちに中のクリーム作っちゃおっか。2人には別々の作業してもらうけどいいかな?
(ダイヤちゃんの手際の良さに感銘を受け、キタちゃんも初めてにしては上出来なことに喜び、耐熱皿を横にずらすと時間短縮のために別々で行うと指示して)
【キタサンブラック】
はい!あたしなりに精一杯頑張ります。トレーナーさん、ご指導お願いします
(ここにきて別々の作業をすることになれば、全体の出来上がりに影響してくる部分になるためこれまで以上に失敗できないなという思いが強くなって、改めて懇切丁寧な指導をお願いして)
【サトノダイヤモンド】
ふふ、お互いに頑張ろうねキタちゃん
(隣で気合いを入れ直すキタちゃんへと別々の作業でも頑張ろうと顔を見合わせて微笑み)
それじゃあキタちゃんは泡立て器で卵黄2個を混ぜて、ダイヤちゃんはグラニュー糖を水で煮詰めて欲しいな。
(卵を2個割って黄身だけ取り出してボウルに入れて泡立て器と一緒にキタちゃんへ渡し、フライパンにグラニュー糖と水を入れて加熱を始めるとヘラをダイヤちゃんへ渡して
【キタサンブラック】
良かった、それぐらいならあたしでも出来そうです!黄身と白身を分ける作業はもう懲り懲りですけど
(卵黄を混ぜるという単純作業ならば流石の自分でもなんとかなると安心しつつも、黄身と白身を相手が予め分けてくれること前提だと付け加えて苦笑して)
【サトノダイヤモンド】
焦がさないように慎重に…責任重大ですね
(ヘラを受け取り、腕まくりをすれば火加減に注意しながらゆっくりとかき混ぜていき)
あ、ダイヤちゃん。もう少しこう、全体をかき混ぜる感じにすればいいかな。
(先程キタちゃんにした後ろへ抱きつくようにするのはさすがにやばいと思ったので、横からダイヤちゃんの右手を自分の右手で掴んで正しい動かせ方を教えるがそれでも体は密着状態で)
【サトノダイヤモンド】
あ、なるほど…ありがとうございます、とても勉強になります
(密着状態で教えようとしてくれた相手に驚いたが、真剣に教えてくれることがわかったため、言及することはせずに感謝の言葉を述べて)
【キタサンブラック】
……
(相手がダイヤちゃんに密着したのを見れば、なんとも穏やかじゃない心境になり、ムッとしたような表情で二人を見やりながら卵黄を少しだけ乱暴にかき混ぜていて)
えと、キタ…ちゃん?ちょっと混ぜるの乱暴かな…というかなんか怒ってらっしゃいますか?
(明らかに変な音が聞こえキタちゃんの方を向くと、なにやら機嫌が悪そうでその光景に思わず敬語を使って事情を聞き…ちなみにまだダイヤちゃんとは密着状態で)
【キタサンブラック】
別に怒ってなんかないですけど……トレーナーさんもダイヤちゃんも、教え終わったのにいつまでそうしてるんですか?
(何故こんなにも面白くないのか、自分でもよくわからないまま拗ねたような声で怒ってないと言い。教えるべきことは教え終わったはずなのに未だにくっついたままでいる二人へとちゃんとやってと指摘して)
【サトノダイヤモンド】
はいはい、今離れるよ。キタちゃん、もしかしてやきもち?
(キタちゃんの見るからに怒った様子に、こちらから相手から離れれば冗談めかして笑いながらそう尋ねて首を傾げ)
……そっか、ごめんね。じゃあこれからはずっとくっついて作ろっか?
(もし本当にヤキモチを焼いているならとても可愛いなと思いながら、からかうつもりでキタちゃんの横へくっつき密着状態になりながらニヤニヤして)
【キタサンブラック】
あぅ…そ、その…あたし、そんなつもりじゃ…
(まさか揶揄われているとは思わず、相手にくっつかれると本気で狼狽えてしまい、そんなつもりじゃなかったと恥ずかしそうに口にしながらまごまごして)
【サトノダイヤモンド】
ふふ…
(トレーナーに揶揄われてあたふたしているキタちゃんを微笑ましそうに見ていて)
でもさ、また俺がダイヤちゃんにくっつけば作業乱暴になっちゃうでしょ?罰として今日はずっと一緒に作業して貰うからね。
(内心やりすぎかもと思ってはいるがちょっと楽しくなってきたので、先程のようにキタちゃんの後ろから抱きつくようにして密着して微笑むと)
【サトノダイヤモンド】
お言葉に甘えちゃいなよ、キタちゃん。私はトレーナーさんに教えてもらいながらやれば大丈夫だから
(トレーナーの言葉に便乗するようにそう言って微笑めば、自分はある程度は教えてもらうだけで出来るからしっかりついてサポートしてもらえばいいと口にして)
【キタサンブラック】
えぇ…でも、流石に恥ずかしいよお……それに、これじゃトレーナーさんも余計にやり辛くないですか…?
(ダイヤちゃんまでも相手相手の言葉に乗っかってしまえば、いよいよこの状況を打開する術がなくなってしまい。この体勢では相手も作業をしにくいのではないかと一応の抵抗を試みて)
俺は大丈夫だよ?マカロンなんて何回も作ってるからこれぐらい全然負担にならないよ。
(そろそろやめようかと思ったがキタちゃんも乗ってきたし、自分もこうしてキタちゃんとくっついているとなんだか分からない高揚感が出てきてよりギュッともう抱きしめてるとしか言えない状態になって)
【キタサンブラック】
うぅ…で、でもやっぱり恥ずかしいからダメです!
(どんどん外堀が埋められていっているような気がするが、このまま流されて相手にされるがままになったらなんだかマズいと思い、ここはハッキリ断って)
【サトノダイヤモンド】
そろそろ勘弁してあげてください、キタちゃんも困ってるみたいですから
(ついつい悪ノリしてしまったが、まだ二人はそういう仲という訳ではないようだし、変に刺激をし過ぎては今後の関係に悪影響を及ぼすかもと考えてそうお願いをして)
えと…ごめんね…トレーナーとしてもだけど人間としてあるまじき行為だったよね…いくらキタちゃんと仲いいからって調子乗ってすまない…
(調子に乗りすぎてセクハラまがいのことをしてしまい、内心トレーナー失格かもなと思いながらしっかりと謝罪し)
【キタサンブラック】
そこまで自分を悪く言わないでください、あたしは別に怒ってる訳じゃないですから…
(ただただ恥ずかしいからというだけの話しだったのだが相手が落ち込んでしまうと悪いことをしたような気持ちになり、決して相手を責めている訳ではないためそこまで自己嫌悪に陥る必要はないとフォローして)
【サトノダイヤモンド】
私もごめんなさい、ちょっとした冗談のつもりがまさかこんなことになるなんて…
(ちょっとしたじゃれあいのような戯れがまさかこんな空気になるとは思わず、二人へ向けて謝罪して)
あっ、全然大丈夫。俺が悪いんだからさ、2人は気にしないでね。……あっ、ちょっとトイレ行ってくるから2人は休憩してて。
(自分が悪いので2人に謝れるのは逆に申し訳ないと感じ、昼間のダイヤちゃんが言ったようにこうやってウマ娘と距離感が近いのはやはりおかしいのでは無いかと考えてしまい、何となく1人になりたいと思い嘘の言い訳をして部屋を出て)
(/ごめんなさいドーベルの方もですが、暗い展開にしてしまいすみません…)
【キタサンブラック】
あ、はい…わかりました、待ってますね
(自分が悪いと断じて、そのまま調理室から出て行く相手に釈然としない気持ちを抱えながらも、トイレへ行くと言っている以上それについて行く訳にもいかないためそう答えて)
【サトノダイヤモンド】
……少しゆっくりしよっか
(トレーナーが出て行ったのを見送ると、頭を冷やすにはちょうどタイミングかもしれないと思いせっかくだから休憩しようとキタちゃんへと言って)
(/こちらとしても今のような流れになっていることが不本意ではあるのですがすみません、これまで我慢していたのですがどうしても執拗に抱きついたりキスしたりみたいな強引かつ一方的な愛情表現が苦手でして、特に恋人でもないのに許可も取らずにそういうことを平気でするのって本当に相手の気持ち考えてるのかな?とか思ってしまって許容できなくなってしまいました。必要な場面では強引さもあってもいいとは思うのですが基本的にはもっと自然な形で歩幅を合わせて愛情を育んでいきたいというのが本音でして…
もしこちらの考えと合わないなと思うようでしたら今のうちに言ってください、もし関係を解消するのであればグダグダ続けた後よりも早いうちの方がお互いのためだと思うので。とはいえ、ここまで一緒に楽しくやり取りさせてもらってきたのでこれを機に付き合いについて考え直すきっかけになって今後も関係を続けていけるというのが理想ではありますが……その判断はそちらにお任せします。あちらのトピの返事はこちらの返事を待ってから書くかどうか決めますね)
…ただいま。よしっ、調理再開しよっか。
(数分後戻ってきて、先程とは違いスッキリとした表情で二人を見ながら微笑んでそう伝え)
(/本当に申し訳ございませんでした……ちょっと気持ちが出すぎてしまいお相手様の気持ちを考えておりませんでした。今後は出過ぎた表現は控えますのでまたお相手してもらってもよろしいでしょうか?)
【キタサンブラック】
おかえりなさい、トレーナーさん!早く続きやりましょう
(少し時間を置いたことでこちらもあれこれ悩むのは辞めたようで、せっかくのトレーニングとはまた違った相手と一緒に過ごす時間なのだから精一杯楽しもうと思い、早く続きがやりたいと意気込み)
【サトノダイヤモンド】
工程もあともう少しですよね?最後までご指導お願いします
(ひとまず相手の表情を見て安堵すれば、キタちゃんの言葉に便乗して続きを促して)
それじゃあ、ダイヤちゃんが溶かしてくれたグラニュー糖をキタちゃんが混ぜた卵黄が入ったボウルに入れながらまた混ぜてくれるかな?俺は先にさっき作ったマカロンの生地をオープンで焼いてくるね。
(スッキリした表情で、2人に指示を出しながら自分も作業に移って)
【サトノダイヤモンド】
これと卵黄を混ぜ合わせればいいんですね。キタちゃん、混ぜるのはお願いしてもいい?
(相手の指示にコクリと頷き、キタちゃんが混ぜた卵黄へとフライパンの中で溶かしたグラニュー糖をゆっくり注いでいき)
【キタサンブラック】
うん、丁寧に…ゆっくり混ぜ合わせればいいんだよね
(ダイヤちゃんへとそう答え早速手を動かし始めれば、作業をしながら向こうでオーブンを使ってマカロン生地を焼く相手の姿を見やり、いつも通りの調子に戻って良かったなとそんな風に考えていて)
ん?…ふふっ…それじゃあ混ぜ終わったかな。次は無塩バター入れてまた混ぜてくれるかな?
(オーブンを操作しているとキタちゃんがこちらを見ていることに気づき、相手の方を見て優しく微笑むとだいたい混ぜ終わったことを察して冷蔵庫から無塩バターを取り出してスプーンですくいながらボウルへいれ)
【キタサンブラック】
あ、はい、了解です!ところでトレーナーさん、これって何になるんですか?
(彼と目が合うとなんだか嬉しくなってこちらも微笑み、そうして少しして彼が無塩バターを持ってきてボウルに入れると元気よく返事をして再び混ぜ始め、生地は向こうで既に焼いているようであり、それならこれは何になるのだろうと疑問抱き尋ねて)
【サトノダイヤモンド】
ここで無塩バターを入れるんですね
(必要な材料とその手順をおさらいするように口にしながら手元のメモ帳にここまでに使用した材料などを書き込んでいき)
あー、それはマカロンの中にあるクリームになるんだよ。
(キタちゃんの質問に今作っているのは中のクリームだと優しく説明し)
そうそう、それじゃあ最後に抹茶を入れて混ぜればクリームは完成だよ。
(ダイヤちゃんの言葉に相づちを打ちながら、バターも混ぜ終わりそうなのを見れば用意してきた抹茶を袋から出してボウルに入れ)
【キタサンブラック】
わっ、本当ですね。これだけの材料であのクリームになるなんてびっくりです…えへへ、ちょっと味見しちゃおっと
(最後に抹茶が加わり混ぜ合わせていくとこの間食べたマカロンの中に入っていたクリームのような見た目になったのを見て目を丸くして驚いていて、それから徐に指先でそのクリームを掬ってペロッと舐めて味見をし悪戯っぽく笑って)
【サトノダイヤモンド】
もう、キタちゃんお行儀が悪いよ?
(キタちゃんの行動に軽く苦言を呈しつつも、別に本気でそれを咎めるつもりはなく苦笑を浮かべて)
【キタサンブラック】
えっと…えへへ、はい!とっても美味しいです
(相手のことだから怒ったりはしないことはわかっていたが、それでも改まってそんな風に聞かれると照れ臭くなって僅かに頬を染めながら苦笑混じりに感想を述べて)
【サトノダイヤモンド】
ふふふ、キタちゃんのその反応、出来は最高みたいですね
(キタちゃんの感想を聞けばこれ以上の確認は必要ないぐらい完璧な仕上がりということだろうと頷き)
2人の手際が良かったからだよ。それじゃ最後の作業で生地の上にクリーム乗っけて挟んでいくよ。2人の分の絞り袋もあるからいっしょにやろっか。
(初めてとは思えないほどに2人の手際が良かったおかげでここまでクオリティの高いものができたと褒めると、ちょうどオーブンで焼いていた生地が焼き上がり、取り出して数分冷ますと片方の生地に絞り袋に詰めた先程のクリームを入れて絞り出して別の生地で挟むと、以前用意したような抹茶マカロンができあがり)
【キタサンブラック】
トレーナーさんの教え方が上手いからですよ。あたしのもちょっと形は悪いですけどちゃんとトレーナーさんが前に作ってきてくれたようなマカロンになってますね
(手際が良かったと褒めてくれる相手に対してそう答えて微笑むと、出来上がったマカロンを見て。ダイヤちゃんが作ったものと比べると不恰好なのは一目瞭然だったが、それでもお菓子作り全くの初心者の自分が作ったにしては上出来といってもいいはずと自画自賛して)
【サトノダイヤモンド】
良かった、出来ましたね。これで今度家族のみんなにも作ってあげることが出来そうです、ありがとうございました
(トレーナーのおかげでしっかりレシピから作り方までしっかり頭に入って、早速今度家族の為に作ってあげようと考えているようで、改めてお礼を述べて)
なんか照れるな……いえいえ、こちらこそ楽しかったよ。提案してくれてありがとね。それじゃあできた事だし食べよっか。
(キタちゃんに褒められると頬を緩ませながら照れ、この企画を提案してくれたダイヤちゃんに礼を言うとマカロンが全部完成したのでお皿に盛り付けて試食することを提案し)
【キタサンブラック】
はい!早速食べましょう
(待ってましたと言わんばかりに相手の言葉に頷き、瞳を輝かせつつお皿に盛り付けられたマカロンをワクワクした様子で見やり)
【サトノダイヤモンド】
キタちゃんはもう待ちきれないって様子だね。紅茶持ってきたので一緒にいただきましょう
(キタちゃんの反応にクスッと笑いながら持参した水筒を取り出し、食器類の入った棚から三人分のティーカップを用意して)
おっ、ありがとうね。それじゃあ早速頂こうか、
(紅茶を持ってきてくれたダイヤちゃんに感謝しながら席につき手を合わせてマカロンを手に取り)
ん~…なんだろ、キタちゃんとダイヤちゃんと一緒に作ったからかな、とっても美味しく感じるよ。
(1口いただくと、自分が1人で作ったものよりも美味しく感じたことを素直に伝え)
【キタサンブラック】
あっ、それ凄くわかります!やっぱり手作りっていいですね!
(相手が感じているのと同じように、特別美味しく感じていると笑顔で言えば、初めての経験だったがやってみて良かったと心の底から感じていて)
【サトノダイヤモンド】
キタちゃん頑張ってたもんね。キタちゃんが作ったの、一つもらうね
(一生懸命に頑張ってたとキタちゃんを褒めた後で、彼女の手元のマカロンに手を伸ばし、返事を待たずに口へと運んで)
それじゃあ俺もキタちゃんが作ったの食べよっと…おっ、すっごく美味しいよこれ!
(恐らくキタちゃんが作ったであろう他よりほんの少しだけ歪なマカロンを取って食べるとその美味しさに頬を抑えながら笑みを浮かべ)
【キタサンブラック】
そ、そうですか?トレーナーさん、ありがとうございます!
(ダイヤちゃんだけでなく相手までも自分の作ったマカロンを手に取れば驚きつつ、美味しいと褒められると安堵してはにかんだように微笑んで)
【サトノダイヤモンド】
良かったね、キタちゃん
(そんな二人のやりとりを慈愛の眼差しで見守り、うんうんと頷き)
全部食べたら夜ご飯入らなくなっちゃうかもだから…タッパー持ってきたから2人とも持って帰ってまた食べな。
(少し多めに材料を持ってきて思った通りに多くマカロンができたので、念の為に持ってきたタッパーを2人に渡しておやつに食べなと一言添え)
【キタサンブラック】
あ、はい!それじゃあお言葉に甘えちゃいますね
(タッパーを受け取ると、そういうことならありがたく頂こうと中へといくつかマカロンを入れていき)
【サトノダイヤモンド】
お心遣いありがとうございます、また何かあればよろしくお願いしますね
(相手の気回しに感銘を受けて、深々と頭を下げると今後またこういった機会があれば頼らせてもらいたいと言って)
了解、今日はこちらこそありがとね。食器は俺が家で洗っておくから…よいしょっと、それじゃキタちゃんまた明日ね、ダイヤちゃんもそちらのトレーナーさんによろしく伝えといて。
(こちらこそ良い経験になったと伝えると、持参した紙袋に食器を入れるとキタちゃんに2人に別れを告げると調理室から出て)
今日からはいよいよ本格的にトレーニング始めるんだよね、一昨日は早めに切り上げたし昨日はお休みだったし…
(次の日、グラウンドへとやってくると今日からいよいよGⅡレースに向けた本格的なトレーニングが始まるのだろうと考えれば気が引き締まる思いで、早くトレーニングを始めたいとうずうずしている様子で)
[雨宮]
おっすキタちゃん今日も頑張ろ…
(いつも通りにグラウンドへ来てキタちゃんの方へ向かうも、その瞬間白い何かが高速で前を横切り)
[タマモクロス]
おっ!おったで!あんたキタサンブラックやろ?この前はオグリとのレース邪魔して悪かったな!せやから何か詫びとしてうちにできることないか?
(一瞬でキタサンブラックの前へ行くと、まくし立てるようにこの前の事を謝罪すると罪滅ぼしをしたいと笑顔で言い)
(/ごめんなさい自分もタマちゃんできるか分かりませんが、出てくれなかったので我慢できずにやってしまいました笑)
わっ…えっと…タマモクロスさん!?い、いえ、あの時のことならもう全然気にしてませんからお詫びなんてそんな…
(目の前に走り込んできた相手が誰なのかを視認し、相手の話しにあの時のことかとすぐに思い出すが、自分としては別にあの日の事で怒ったりはしていないため気にしなくて大丈夫と言い)
[雨宮]
うぇえ!?タマモクロス!?…なんか前にもこんなことあったような…
(突然のタマモクロスの来訪に驚くが、なんだかデジャブのようなものを感じ)
[タマモクロス]
おぅ、あんた雨宮トレーナーやろ?オグリから聞いとるで、料理上手いんやってな!今度うちにも食わしてや~…それよりもなんかないんか?せや、うちの走り教えるとかどうや?
(オグリから聞いていた料理上手なトレーナーを見つけると初対面とは思えないように親しげに話しかけながらも、して欲しい事は何も無いというキタサンブラックに対して自分と走らないかと誘い)
並走トレーニングをしてくれるということですか?トレーナーさんさえ許可してくれれば是非!
(走りを教えるということはつまり一緒に走ってくれるということだろうかと考え、自分の判断ではいいとも悪いとも言えないがトレーナーが許してくれるのであればお願いしたいと口にしてトレーナーの方を見やり)
[雨宮]
もちろんいいよ、頼めるかなタマモクロス?
(以前と同じように快く承諾して)
[タマモクロス]
もちろんええで!ただ、普通に走るんじゃおもろないな……せやキタサンブラック、併走中うちの横ピッタリ着いて仕掛けどころ、息づかい、フォームなど覚えるのはどうや?
(さすがに普通に走れば自分が圧勝してしまうのは明白なので、恩返しということで彼女に隣を走らせて自分の走りを叩き込むのはどうかと聞き)
なるほど…わかりました!せっかくタマモクロスさんの走りを間近で見れる機会ですから頑張ってついて行きますね!
(あのオグリキャップとも何度も戦ってきた相手に当然普通にレース形式で戦って勝てるとは思っておらず、何より競争に夢中になると何かを学び取るどころではなくなってしまうため、相手の提案をありがたく受け入れることにして。とはいえ、軽く流しても彼女ほどの実力者ならかなりの速さのはずでそれについていくだけでも十分すぎるほどのトレーニングになりそうだとも考えていて)
[雨宮]
はいよ、行っといで。
(手を振りながら2人を見送り)
[タマモクロス]
ほな行こかキタサンブラック……あ、1つ言い忘れたんやんけど最終コーナーに入ったら本気で行かせてもらうで。
(八重歯を出しながら明るく微笑むと、その後先程までの笑顔が嘘のように真剣な表情になったと思うと片目からパリ…っと一瞬白い電気が発したように見え)
っ……!私も全力をぶつけます!
(最終コーナーからの本気宣言に背筋がゾクっとして、それでも相手が本気でぶつかってくるならこちらもそれに応えない訳にはいかないと力一杯に答えて、スタート位置へとついて)
(/ここでの結果はほぼ同着にしようと思うのですがいいですか?タマは仕掛けるポイントを明言してますし心の準備が出来ていたキタちゃんはなんとか対応出来て、更にそこで予想外の伸びを見せてそれでもなお同着ということならタマの格を落とさずどちらにも明確な優劣をつけない形で決着出来るかなと)
[雨宮]
では、用意スタート!
(2人がスタート位置に着くとスターターピストルを撃ち)
[タマモクロス]
じゃあ行こかキタサンブラック!あっ、うちもキタちゃんって呼んでええか?
(合図と共に2人で走り出すと、彼女に合わせていつもより遅く走っているため話す余裕ができ自分も呼んでいいかと聞き)
はい、勿論です。タマモクロスさんにも仲良くしていただけたら嬉しいです……って、ちょっと馴れ馴れし過ぎですか?
(タマモクロスといえばほんの少しばかり怖い印象もあり最初はちょっと緊張もあったが意外にも気さくなその人柄にだいぶ気持ちも和らぎ仲良くなりたいなんて言うが、流石に自分からすれば大先輩である彼女に対していきなり馴れ馴れし過ぎだろうかと苦笑し)
かまへんで、うちも元気の良い後輩と仲良くできて嬉しいわ…ほな、そろそろ始めよか…しっかりうちの走り覚えて帰るんやで。
(後輩にそんなことを言われて嬉しさを隠しきれずに頬を緩めるが、ここからさ別の話になるので真剣な表情になり八重歯を見せて笑うと全身に電気を帯びたような荒々しい威圧感を放ちながらも洗練されたフォームを保ちながらスピードを上げ)
(/ごめんなさい返信し忘れてました!そんな感じでお願いします!)
はい、よろしくお願いします…!
(スピードを上げていく彼女に遅れないように横に並んで走って。まだ最終コーナーに差し掛かっていないため本気の走りではないようだが、それでもかなりのスピードに気を抜いたら置いてかれそうで、どうにか隣を走る相手の走りから何かを学びとろうとしながら横目でチラチラと見やり)
……キタちゃんは年の割にでっかいな…それに優しくええ子や、でもこれは勝負の世界や、常に他のウマ娘を威圧してしまくるのが当たり前や、うちは小さい体やけどそれでも周りを蹴散らしけきたわ……見せたるで「白い稲妻」の力…はぁっ!!
(最終コーナーへ差しかかる前、自分の事を話しながらもキタちゃんへこれからのヒントを与えるように話しかけると、全身から稲妻を放ったかと思うと一瞬でキタサンブラックを引き離し)
来た……!タマモクロスさん、あたしはあたしの走りであなたの全力の走りに応えます!見ていてください。やあああ!
(宣言通りのタイミングで勝負をかけてくる相手、白い稲妻の異名通りの瞬間的な加速に目を見開いて。しかし彼女が速いのはやる前からわかっていたことで、ここで仕掛けてくるという事も最初からわかっていたこともあってそれほどのショックはなく、あのスピードについていけるかいけないか、そんなことを考えるよりも前に前を走る相手がいれば追うというウマ娘としての本能でこちらも地面を踏みしめて加速して追走し)
[タマモクロス]
『食らいついてきよんな…だけどそう簡単に差縮められたら困るで!』
(長年の経験から後方の相手が追いかけてきてるのは分かったが、それでも更に差を開きにかかり、差は4身開き)
[雨宮]
いけっ!キタちゃん!
(相手はレジェンドのタマモクロスだが、キタちゃんなら追いつけると信じて大きな声援を送り)
『あれがタマモクロスさんの走り……やっぱり凄い…!でも、さっき見せてもらった走りであたしの走りとどう違うのかなんとなくわかった…これならいける…!』
(必死で追いかけてなお離れていく背中を見てまだまだ遠いなという思いと、あんなにも強いウマ娘と勝負できるような自分になりたいという思い、その二つの思いを胸に抱きながら自分の走りに足りないものを教えてくれた彼女の心意気に応えるべく自身も更に力を振り絞り食い下がれば、ついにゴール前で横に並んで)
『並んできた、嘘やろ!?まだデビューしたばっやのにうちやオグリとも引けを取らないんか?……おもろなってきたで!絶対に勝ちは譲らんわ!!』
(以前オグリが言っていた「彼女が新しい私の好敵手」だということは本当だということを思い出すも、久しぶりにクリークやイナリたち以外と張り合える相手が見つかったことに狂気的な笑みを浮かべながらもゴールまで突っ走るも誰がどう見ても同着という結果に)
っ…はぁ、はぁ…やっぱりタマモクロスさんはすごい…
(最後にギリギリ並んだところまでは覚えているが、結果がどうだったかは自分ではよくわかっておらず、とはいえこれは彼女が自分に手の内を明かしてくれた上での結果であり、それを踏まえてようやくいい勝負になったことを考えると、やはりまだまだ彼女のような本当に強い実力のあるウマ娘と勝負をするには実力が足りないことを痛感して)
[雨宮]
2人ともお疲れ様、あんなレース見てれ眼福だったよ。キタちゃん、本当に君はすごいな…
(戻ってきた2人に労いの言葉をかけつつ、自分の担当がタマモクロスと張り合ったことに感激しながら興奮気味に語り)
[タマモクロス]
いやー、まさかうちと同着とは驚いたわー!キタちゃんの才能もやけどあんたのトレーナーの手腕としてもすごいっちゅーことやな、良かったらうちのトレーナーにならへんか?
(まさかの結果に自分もまだまだ強くならないとなと思いつつ、キタちゃんだけでなく彼女のトレーナーも褒めると冗談で契約しないかと言い寄り)
…同着?あたしとタマモクロスさんが……そっか…えへへ、あたしのトレーナーさんは凄いんですよ、自慢のトレーナーさんです!
(彼女の言葉でようやくどんな結果になったのかを察して、信じられないという思いと、どんなに贔屓目に見ても今回のレースは彼女の手の内であり結果だけみれば同着でも内容ではまだまだ及ばないという思いとが混在していて、それでも最後にもう一踏ん張り頑張れたのはやはりトレーナーの日々のトレーニングのおかげだと確信していて、彼を褒めるような彼女の言葉に自分のことのように誇らしげにして)
[雨宮]
いやいや、キタちゃんが毎日頑張ってくれてるおかげだよ。本当に毎日助けられてるよ。
(自慢のトレーナーと言われて嬉しい気持ちになるが、彼女のポテンシャルに助けられてるのは事実なので遠慮がちになってそう伝え)
[タマモクロス]
なんやほんま仲ええんやな、新婚夫婦かいな……うちのトレーナーは女性やからなんか妬いてまうな。それよりキタちゃん、絶対GIレース出るんやで!オグリ達と一緒に待ってるで!
(二人の仲をからかいながらも少し羨ましいと思い、今日決着がつかなかったので再戦を約束し)
し、新婚って…もう、からかわないでくださいよー……あたし、きっとトレーナーさんと一緒に頑張ってタマモクロスさんやオグリキャップさんと同じ舞台で戦えるようなウマ娘になりますね!
(思わぬ言葉に驚きつつ頬を僅かに赤らめて、それから少しして気を取り直すとトレーナーと二人三脚で頑張って彼女たちと同じ舞台で走れる自分になってみせると誓えば、チラリとトレーナーを一瞥して)
[タマモクロス]
おぅ、待っとるで!っともうこんな時間か、ほなまたな~
(こちらも全力で迎えることを伝えるといつの間にか時間が進み、日が落ちかけてきていることを知るとその場を後にし)
[雨宮]
帰るのも早いんだな…キタちゃん、今日の併走で何か掴めたか?
(一瞬で見えなくなったタマモクロスに苦笑いしつつ、今回の併走は彼女にとっても大きな経験になったのではないかと思い、感想を聞き)
はい、前のオグリキャップさんと走った時みたいな真剣勝負って感じのレースでも色々学ぶことはあったんですけど、今回は先輩ウマ娘とあたし自身の走りの違いをじっくりこの目で見れましたしすごく成長出来た気がします!…でも、それ以上に悔しいって思いました!どんな形でもレースはレースで、タマモクロスさんは同着だって褒めてはくれましたけど、しっかりハンデをもらってやっとこの結果ですから…だからもっともっと強くなりたいです!
(学び、得たもの、それらを総動員してこそのこの結果だと自負しており。しかし、この結果に満足しているかといえば満足はしていないようで、トレーニングの一環とはいえ最後は真剣勝負だった、その上で彼女の懐の深さを見せつけられて悔しいと今までとは違った勝負に対するこだわりと勝ちたいという闘争心を見せて、あるいはそれが何より一番タマモクロスとの走りの中で得たものかもしれず)
そっか、それでもキタちゃんはデビュー直後に彼女達と渡り合ったんだ。謙遜だけでなくその事実にもっと胸を張っていいよ。それとあのレベルのウマ娘達のトレーナーは皆常軌を逸しているレベルに優秀らしいからね。俺も頑張らないとだね…まぁ今日は疲れたでしょ、俺も今日の結果で今後のトレーニング考えないとだから本日はこれで終わり。明日は久しぶりに水泳するつもりだからプールサイドに来てね。
(確かにハンデあってこその同着だがそれでも彼女のレベルはほかのウマ娘を超えていることは本当なのでそれについては自信を持てと伝え、キタちゃんを立派なウマ娘にするためにも自分は今以上に努力しないとなと考えた後に、明日のトレーニングを伝えるといつも以上に労いの言葉をかけてトレーニングを終了し)
常軌を逸して優秀……あたしもいつかそんなウマ娘に……
(あのレベルのウマ娘たちがしのぎを削るのがGIレースならば自分も憧れるばかりではダメだと一人決意を新たにして)
…っ…っ!
(次の日の放課後のプールサイド、いつも以上に気合を入れて準備運動をする姿があって)
おっすキタちゃん……あれ、なんか体つき良くなった?…あっ、やましい意味じゃなくて筋肉ついたなーって…
(準備運動するキタちゃんを見つけそちらへ行くと、普段制服やジャージを着ていて変化に気づかなかったが、スク水で肌が露出したことで分かったが以前よりもアスリートらしい体つき…他にも思ったことがあり少し胸部を見るがすぐに目線をそらしながらも彼女が成長していることを実感して喜び)
やっぱりそうですかね?自分じゃあんまりそういう自覚はないんですけど、ダイヤちゃんも最近身体大きくなった?って言ってくれたんですよね
(相手の言葉に自らの身体を見下ろし、自分ではそこまで大きく変わっているという自覚はないのだが相手だけでなくダイヤちゃんにも同じようなことを言われた為、やはりそうなのだろうかと考えて)
力がついてきた証拠だね、というかキタちゃんまだ中学生でその体付きって…もしかしたらめちゃくちゃ身長でかくなりそうだね。
(まだまだ成長期であろう彼女に、いずれはあのヒシアケボノのように大きな体になって自分の身長も超されるのではないのかと苦笑いし)
あはは、それならいいんですけど…体重増えてるの見ると大丈夫かなってちょっと複雑な気持ちにもなるんですよね
(本当に相手の言う通り力がついてるというだけならいいのだが、体重の増加には女の子として少しばかり思うところはあるようで少しの迷いを言葉に滲ませて)
そう?少なくとも俺は少し肉付きいい方が好きだけど…だからって食べすぎで体重増量は良くないけど…
(特に考える間もなく自分の好みを言い、悪気は無いが少しぽっちゃりしてた方が良いが、さすがにトレーナーとして太らせるのはご法度だと微笑みながら伝え)
トレーナーさんがそんな風に言ってくれるのは嬉しいですけど……いえ、トレーナーさんは今のままで大丈夫って言ってくれてるんですからあたしはそれを信じて頑張るだけですよね!それで、今日は何をすればいいですか?
(相手の意見は決して否定的なものではないことに安心しつつも、一方で釈然としない気持ちもあって。しかし、今の自分を見て問題ないと思ってくれている相手の言葉を信じようと最終的には前向きに考えることに決めて、今日のトレーニングの内容を尋ねて)
そうだな…キタちゃんバタフライってできるかな?
(トレーニングメニューを聞かれると、今までやってこなかったバタフライを提案し、それほどやる人も多くないであろうこの泳法をできるか聞き)
バタフライですか…?うーん…流石にそれは授業でもやったことがないので出来るかはわからないですけど、トレーナーさんがフォームとか見てくれるなら出来るかもしれないです
(名前だけは知っているが具体的な泳ぎ方なんかはあまりピンと来ていない様子で首を傾げ、相手が教えてくれるならあるいはと答えて)
なるほどね、それじゃあ泳ぎ方は俺が詳しく教えるからやってみよっか。バタフライは膝関節や股関節等の走りに必要な部位が鍛えられるからメリットも多いしね。
(分からなくても前向きな発言に自分も答えようと、バタフライのメリットについて軽く説明しながらトレーニングを開始し)
おおー、そうなんですね!流石はトレーナーさん、詳しいです!…でも、不思議とトレーニングに取り入れてるウマ娘はあんまりいないですよね
(走りにも関係がある部位が鍛えられると説得力のある説明を受ければ感心した様子で瞳を輝かせ、しかしそれなのにそれをトレーニングに組み込むウマ娘が居ないのは何故だろうと考えてから、やはりそれだけ敷居も高いのだろうかとそんな考えに至って)
んー、水泳って基本体力作りがメインだからかな…俺は人間用のスポーツ雑誌とか参考にしてるからあんまり取り入れないんだろうね。
(あまり深く考えずに、人間用のトレーニングをウマ娘のトレーニングに真剣に取り入れるのは俺ぐらいか数人だろうと話し)
それってトレーナーさんはあたしたちウマ娘の育成に新しいものを取り入れてるってことですよね!せっかくトレーナーさんが考えてくれた訳ですからバッチリ成果を出したいですね
(常識にとらわれない自由な発想でのトレーニングを考えてくれている相手に感激すれば、自分もそれに応えられるようにしなければとグッと拳を握り気合い入れ直せばプールへととりあえず入っていき)
よし、とりあえずまずはドルフィンキックからやろうと思うんだけど、どんな風にやるかは分かるかなキタちゃん?
(水に入ったのを確認すれば、まずはドルフィンキック単体で泳げるのか聞いてみて)
えっと、ドルフィンキックってこんな感じで両足を揃えて水を蹴る泳ぎ方で合ってますか?
(聞き覚えのある技の名称に、少しばかり不慣れな感じを醸し出しつつも実践して見せれば相手にこれでいいのかを確認して)
そうそう、そんな感じだよ。でもコツとしては蹴る感じではなく足をうねらせる感じなんだけど…うーん、水着があれば直接教えられたんだけどなー…
(口で伝えるのは苦手なので一緒に泳げればもっとキタちゃんに分かりやすく教えられるのになと腕を組みながら苦笑いし)
……今度はどうでしたか?さっきより進みやすいような気はしたんですけど
(足をうねらせるというアドバイスを受けてそれを意識して泳いでみれば先程よりも進みが良くなったような気がして、相手に確認をとって)
さすがキタちゃん、覚えが早いね。それじゃあとりあえず100メートル、ドルフィンキックだけで泳いでみよっか。
(飲み込みが早いおかげで自分の苦手な口頭で説明することをやらずに済んだのでそこに関して感謝しながら、今の泳ぎを体に叩き込むためにひたすら泳ぐことを指示し)
これで100メートル…わかりました!やってみますね
(少し泳いでみた感覚的にこれ一本で泳ぐというのは中々に体力を使いそうな印象で、100メートルというのは大変かもしれないと思うが相手の指示なら頑張ってみようと早速泳ぎ始めて).
…さすがにいきなり100メートルは早すぎたかな…でもキタちゃんなら行けるはず…!
(キタちゃんのスタミナならドルフィンキックだけで100メートル泳ぎ切れるはずだと思い指示を出したが、また溺れたりもしたら大変だなと少し不安もあり)
『…キツい…けど、いける、かも…!』
(苦しさは否めなかったが、それでもこれまでのトレーニングの積み重ねと持ち前のスタミナで気がつけば残り10メートル程にまでやってきていて、後もう少しだと考えれば力が湧いてきて最後の追い込みをかけて)
……お疲れ様キタちゃん、結構無理言っちゃって申し訳ないなと思ってたけど無事やり遂げてくれてありがとう。
(無事泳ぎきったらプールサイドに立って、いきなりキツいメニューを組んでしまったことを謝罪しながらも、笑顔でプールサイドの上から手を差し伸べて)
いえ、いいんです!ちょっとぐらい辛くないとトレーニングになりませんから。…でも確かにこれは凄くいいトレーニングになりそうですね
(キツいということはそれだけ効いているということに他ならず、それは成長の為に必要なことだとわかっているため、相手の謝罪に首を横に振り。このトレーニングは確かに効果がありそうだと実感していて)
そっか…でも本当にキツくなったら言ってね…とりあえず休憩しよっか。
(口ではそう言うも、息が上がっているキタちゃんを見て少し辛くなりとりあえず休憩するのを提案し)
はい、心配してくれてありがとうございます!…あたしはまだもう少し頑張れそうですけど…トレーナーさんがそう言うんでしたら
(少しばかり心配性にも思える相手の言葉に、自分はまだ大丈夫だと返しながらも、それがトレーナーとしての判断なら休憩させてもらおうと頷いて)
……あのさ、俺トレーナー向いてないのかな…さっきもキツいトレーナー指示した時にさ、胸が少し苦しくなって…ごめんね、こんな話して…
(ウマ娘の事を思うあまり、キツい練習メニューを指示できない自分の短所を休憩中のキタちゃんに苦笑いしながら伝え)
いえ、良いんです!むしろそういうことは腹を割って話し合うべきだと思いますから。それに、トレーナーさんのその気持ちってあたしのため…優しさですよね?あたし、そんな優しいトレーナーさんのこといいなって思ってます
(むしろ相手なりに思うことを包み隠さず話してくれたことを嬉しく思い、確かに厳しいトレーニングを指示するのもトレーナーとして必要なことかもしれないが自分はそれでも相手の優しさが好きだと自信たっぷりに断言し)
ありがとう…でも、優しいだけじゃトレーナーとして失格だよね、でも厳しくしたらキタちゃんに嫌われるかもって…自分のひ弱さが恥ずかしい…
(自分のダメなところを肯定してくれるキタちゃんの言葉に心が暖かくなり、なんとか厳しくなろうと考えるもそれでキタちゃんを傷つけてしまうのではないかと頭を抱え)
(/とりあえず制限してませんが…ウマ娘希望ですか?)
…難しく考えなくていいんですよ、あたし辛い時は辛いって言いますし、それでも速くなる為に必要なことだって思えばトレーナーさんと一緒なら頑張れます!だから、あたしのこと信じてください
(相手の悩みを真剣に聞き終えると、深く頷き。自分のキャパを越えそうになればその時は怒ったりする前に正直に話すと言い、その上で相手と一緒ならば多少の困難なら乗り越えられる、そんな風に思えるぐらいには相手のことを信頼していると語り)
そっか、本当に毎日キタちゃんに助けられてばっかりだな…じゃあその言葉に甘えるとするよ。それじゃ休憩終わりにしてクロール125メートル行ってみよっか。
(彼女の優しい言葉に救われた気がして、真剣な表情から朗らかな笑顔に変わりこれからもたくさん救われるんだろうなと考えると早速今までしてこなかったキツいメニューを指示し)
はい、頑張りますよー!あ、でもクロールってことはバタフライはまた今度に持ち越しですね
(考えただけでも中々にハードなトレーニングだが、一切の弱音を吐かずにやる気をのぞかせて、それから当初の目的であったバタフライについてはまた別の機会ということだろうかと相手に確認をとって)
そうだね、バタフライはまた今度水泳する時にしよっか。次のクロールはスタミナ強化のつもりだし。
(質問されると水泳の予定を話して、次は他のトレーナーもやっているスタミナ強化だと説明して)
(/分かりました、ではスマートファルコンお願いしたいです)
スマートファルコンでーっす!ファル子って
呼んでね!私、ウマドルになるのが夢なの!
サインはいつでも受付中だよっ☆
(絡み文失礼します??♀?)
なるほど、あたしの長所を更に伸ばすトレーニングですね!それじゃあいってきまーす!
(スタミナといえば自分の強みだと自覚しており、そこを重点的に強化する方針なのだと理解すれば元気よく返事をしてからプールへと飛び込んでいって)
んー、キタちゃんの体力ならこのメニュー大丈夫だと思うけど…いやいや厳しくするって決めたんだから…
(キタちゃんのクロールを見ながら自分のメニューで大丈夫かなと不安になるが、さっきのキタちゃんの言葉を思い出してトレーニングに集中して)
(/ありがとうございます、その前にドッペルで別次元でやりますか?またはキタちゃんとも絡む場合は今水泳中なのでそれに関した絡み文だとありがたいです)
(/ごめんなさい、ここまで話しておいてあれなんですが結構話しが1体1で進んでしまって人数増やすの厳しいかもなので新しいトピでお相手させて貰ってもいいですか?)
(だって普通のなりきりカテゴリーなら1人以外の人ともなりきりで話すこと可能ですが、話が進んで2人だけなら1体1のカテゴリーでやられたら良いのでは?って提案しただけです。)
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