しらた 2021-09-29 11:21:45 |
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松野 千夏
「!う゛っ……まぶしい……。」
(きらきらとまるで太陽みたいな明るくて温かい笑みを見ればどきりと胸が鳴る。ぎゅっと胸に手を当てて、高鳴る鼓動を押さえ込んだ。しかしいつまでもそうしている訳にはいかないのでゆっくりと目を開けつつ、しかし目線はほんのりと外しながら。その彼から口から出た言葉。今日はなんて運がいい。断る理由もなく何度も頷いた。ごそり、と鞄を漁り一限目の準備をしながらふたたびぎこちなくも精一杯の笑みを。)
「う、うんっ。あっ…そ、そういえば一限目なんだったっけ…」
三途 春千夜
「あ゛?…あ゛?…多分ねェけど。お前どうせ暇だろ。」
( とっても失礼。彼女の非番時、家に突撃訪問する事は少なくない。しかしこの男は仕事。仕事。ああ、今日はそんな気分じゃなかったのに。ようやく開いた扉。しかしチェーンが掛かっており開こうにも開けず少し空いたすき間にすぐさま足を滑り込ませ、扉を閉められないように。'早く入れろ、'と顔を覗かせ、急かすように言い放ち外からチェーンを外そうと試みた。)
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