とある国のもの 2021-09-26 16:50:35 |
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「…分かりました」
(頭を撫でられ偽物の自分になんでそんなことするのか分からなかったが、深呼吸し心を落ち着かせ相手の言葉に頷き、前髪の分け目を変え、気持ち悪がられるのは分かっていたから本当は見せたくはなかったがバレるだろうと思い付けていたカラーコンタクトもとり俯きながら話し始める)
「…僕はルエンでは無くルエンの双子の弟のクオンです。兄さんは貴方との結婚を嫌がり、でも国は衰退状態にありどうしても繋がりが欲しかったお父様とお母様は代わりに双子の僕を兄さんに見立てこの国に送り込みました。
僕の存在は自国の王宮の者しか知りません。だからバレる事は無いと思ったんだと思います。でも偽りはいつかバレるもの。最初から隠し通せる分けなかった…騙していて本当にすみませんでした」
(閉じこもられ暴力を受けていたことや体の傷の事は言う必要ないと思い自分がここに来た経緯をギュッとシーツを握りながらぽつりぽつりと話し)
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