とある国のもの 2021-09-26 16:50:35 |
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(相手とは別の部屋へ通され1人になると小さく息を吐く。とうとう正式な妻となる日がきてしまった。今更どうすることも出来ず部屋の奥の壁に吊るされている純白な服を手に取りゆっくりと少し苦戦しながら着替え、部屋に置かれていた姿見で己の姿を確認する。フリルの付いたブラウスに金の刺繍が入ったコルセット、下は丈の短いズボンにガーターソックス。ガーターベルトはレースでソックスにも金の刺繍が入っていた。そしてジャケットは前が短く後ろはフリルが何重にもなっていて地に着きそうなくらい長い。最後にレースの手袋をする。鏡に映る己の姿はまるで別人のようだ。偽っているといえ双子だそんなに変わらないはずなのに何故かそう見えた。
準備が済み椅子に座り誰かが呼びに来るのを待っていると部屋のドアが開いた。迎えに来たのは己の夫になる相手で、その姿に魅了され少し固まってしまうがすぐ我に返り相手に声をかける)
「迎えに来てくれたのか!その服もかっこいいな!」
(/少しドレス風にさせて頂きました!とある伯爵の衣装を若干参考に笑
かしこまりました!何か思いついたらいいますね!)
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