顔のない駒たち  (〆)

  顔のない駒たち  (〆)

匿名さん  2021-09-19 00:20:52 
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──人生を捧げてしまった。人間の裏側を探ることに。





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  • No.25 by 寒い国から帰ってきた匿名  2021-10-02 15:16:44 




● ワレリー ●


ワレリー・ミハイロヴィチ・カルポフ

-1985年生まれ、36歳
-身長167cm、体重70kgほどの小男。しかし、厳つい顔付きをしており、鼻筋は太く、大きく見開いた目は威圧的。暗いブラウン色の髪。長年の諜報活動によるストレスのせいか、全体的に毛量は薄く、おでこが広く出ている。わずかに残った頭頂部あたりにある前髪は基本的に右側へ流している。琥珀色の瞳。

-チェチェン共和国グロズヌイ生まれ。ロシア人の父親とチェチェン人の母親を持つ。しかし、ソ連崩壊後の1990年代初頭、チェチェン独立派の過激派による民族浄化と称した虐殺により、父親が犠牲となる。この事件をきっかけに、チェチェン人の血を引きながらも彼らに対して憎悪を抱き、また、ロシアに対する愛国心に目覚めるようになる。その後、第一次チェチェン紛争の発生に伴いモスクワへ移住。しかし、そこでもチェチェン人に対する差別などで平穏に暮らすことができず、同族であるチェチェン人への憎悪をますます募らせていく。

-2000年代初頭の第二次チェチェン紛争と、モスクワなどの大都市で相次ぐチェチェン反乱軍によるテロ攻撃の発生。それらの前轍を踏むまいと躍起になっていたロシア対外情報庁SVRは、チェチェン人にルーツを持ちながらも、ロシアへの強い愛国心を持つヴァレリーに目を付ける。そして2004年、モスクワ大学法学部在学中にSVRにスカウトされ、モスクワにおいて情報提供者として活動。大学卒業後の2006年、ごく短期間の研修を受けたのち、チェチェンへ配属(この時点ではまだ正式に採用されていなかった)。

-2009年、第二次チェチェン紛争終結。終結後も約2年間コーカサス地方に滞在。その後、諜報に関する能力が認められ、SVRに正式に採用される。それに伴い、2011年に対外情報アカデミーへ。
-ヴァルラムと同様、2021年以降、上層部からの指令を受け、欧米各国に存在するイスラム教徒の組織や団体に所属し、ロシア国内や欧米各国で活動を続けるイスラム過激派組織やチェチェン独立派に対しての諜報活動の任に就く。

-チェチェンに配属されたばかりの頃は、チェチェンに対する憎悪や愛国心などから血気盛んに活動していたものの、自らが築き上げた情報網の壊滅やロシア軍によるチェチェン人虐殺といった光景を目にし、次第に自分の任務の意義や正当性について悩むようになる。

-他の諜報員たちと同様、一見すると仕事を淡々とこなし、何事にも容赦のない人物に映るものの、実際は諜報員の中では"比較的"理性的な存在で、穏やかで道徳的、かつ常識的。上層部やロシア政府、度を越した諜報活動に対して不信感を抱きつつあるものの、「祖国ロシアのため」、「世界平和のため」という信念から、諜報活動を続けている。

-数々の虐殺やテロ攻撃といった残虐極まりない行為を目の当たりにしていくうちに、また、自らもそういった汚い仕事に手を染めていくうちに、PTSDのような症状が彼の精神を蝕んでいっている。そのため、麻薬やアルコール、そしてニコチン依存症でもある。特にアルコールと煙草は常に持ち歩いており、注文したドリンクの中に持参した酒を入れるほどである。



● ヴァルラム ●


ヴァルラム・ヴァルラモヴィチ・ユルコフ

‐1989年生まれ、32歳
‐身長177cm、体重74kgの、ロシア人として平均的な背丈の筋肉質な体格。くすんだ黒髪で、前髪は右目側を後頭部に向かって撫でつけ、左側はやや目にかかる形で降ろしている。瞳は青灰色。彫りの深い顔立ちで、俳優で言えばニキータ・エフレーモフ似。ファッションは大抵ごく質素で、洒落具合でもほとんど目立たないものが常。

‐閉鎖都市オジョルスク出身。サンクトペテルブルク大学ジャーナリズム学部に在籍していた2011年、ロシア対外情報庁SVRのリクルートを受け、対外情報アカデミーへ。
‐出身学部の知識や経験を活かし、主に学者やジャーナリストを偽るイリーガル・ヒューミントを主とした諜報活動を担う機関員。
-2021年以降、上からの指令を受け、タリバンについて調査・研究・意見発するCIS非加盟国の人物や組織について、また各国で活動を続けるイスラム過激派組織についての情報収集・尋問・攪乱の任に就く。

‐奇しくも父親もKGB時代の工作員であり、アフガニスタン軍事介入の任務に従事していたが、1988年に一度帰国して母と再会して以来その行方は知れず、ヴァルラム本人は一度も会ったことがない。上記の事情を察したのは最新の任務に就く際上官に明かされたためであるが、それすらも「この男は父親への固執で揺らぐことはないだろう」という境地からの雑談という形であり、事実本人も「そういうことだったのか」程度である。

‐父親のエピソードで分かるように、「家族」に対する情というのが生来薄く(実は父親譲りの気性)、故郷から遠いサンクトペテルブルク大学への進学も、病気がちの母を捨て去ってのこと。この傾向は幼いころから顕著であったため、母の面倒を見ている実の「まともな」兄からは絶縁されている。
‐ただしこの傾向に本人が悩みを持たないわけではなく、「なぜ親しい人物を愛せないのか」「なぜ自分は人を捨ててしまえるのか(情や惰性に染まり切れないのか)」という深い孤独感を患っており、任務の傍ら何人かの女性と付き合いを持ったことも。しかしそれも結局は「自分は人を愛せるのか」という探求心から行っていること、また素性の問題で決して真に自分を明かせないことから、最後には「また失敗した」という淡々とした実感を積み重ねるのみ。
‐皮肉にもこの人間に対する傍観者的視点、自分は彼らと本心から一体化できないという性質、自分個人の幸福よりも「使命」「合理性」を優先する性質は任務において役立っており、「任務のため」の「偽物」の関係ならば、逆に「普段冷淡な男が相手にだけは心を開き温かみを示す」様を演じ切れてしまう。

‐以上の本質から、基本的には淡々としたやや気だるげな雰囲気。人との関係よりも何かしらの使命に己を使うことを優先するため、時に無情とすら思われがち。このためジョーク(しかもくだらないもの、最低で下品なもの)好きであるという一面は、数少ない交流相手には意外に思われることもしばしば。また自分の人間性の欠落への劣等感とは反対に、外見には冷静な自信があるらしく、女に振られてばかりの上官を(ヴァルラムなりの親しみゆえに)淡白な声で貶しまくることもしばしば(「俺は顔がいいですから」「イワノフ将校もラスプーチンのあのホルマリン漬けをボルシチにして食えばどうです?」)。

‐嗜好は煙草、理由は口寂しいから。酒も飲めなくはないのだが、「人間関係同様」、楽しく酔うことができず場の雰囲気に置いて行かれがちなため、あまり好まない。



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