観測者 2021-09-18 20:02:12 |
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>シャーロン
( 主従関係等あって無いものだと言葉の端々から伝わってくるものだから果たして本当に親の仇を取ってくれるのかはわかったものではない、が。悪魔は約束を破らないという、それを信じる事にしよう。皮肉たっぷり含まれた挨拶に「此方こそ」とだけ返せば口付けされた手をパッと引く事で契約は完了。すっかり血の止まった人差し指の先を親指で軽く摩る動作を見せた後「お嬢じゃなくてミラ」と一応の自己紹介を。だが果たして名を呼ぶかどうかは怪しい所だ。そこについて特別拘りも無ければ近くの引き出しへと血のついた本を押し込みしまいつつ、「シャーロンの部屋欲しいでしょ?そこの奥の部屋、好きに使っていいよ。ベッドもあるし。悪魔が寝るのかは知らないけど」リビングの奥にある一つの部屋のトビラを指さし余計なひと言も付け加えるのを忘れないまま、さて、これからこの奇妙な者との暮らしをどうするべきなのか、 )
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