ビギナーさん 2021-09-11 06:53:39 |
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( / 汐くんんん……生きようと健気で……健気すぎて…えらいですね……一緒に幸せになりましょう!!(求婚?)私の方も長めのロルはあまり回したことがないので読みづらい等ありましたら教えていただければ…!!
( 怖がらせた_というより驚かせてしまったようだ。びくりと飛び跳ねた相手が胡瓜を見て宙高く跳躍する猫のようだと、状況に背きくだらない事を頭の片隅で思った。恐々と此方に目を呉れる姿は悲哀な捨て猫、と形容出来そうで、思いのほかそんな思考も間違ってはいないのかもしれない。近くで見て漸く男の子だと判断したが、異世界からやって来たのかと思う程妖しく中性的だ。白い髪も服もぼろぼろになっているが、しっかりと手入れをしたらどうなるのだろう。好奇心が膨らむと同時に、それらが叶わない環境で過ごしているのであろう彼が哀しくて。今は自分に出来ることをしようと、此方をじっと見つめる潤んだ視線を静かに受け止めた。どうも凝視されるのは気恥ずかしく、半笑いを浮かべながらやや首を傾けて見守っていると、警戒心が崩れたのか腹の鳴き声が聞こえた。そりゃ腹減ってるよなぁ、とさらに眉間にしわを寄せると、バッと頭を下げる少年。 )
あぁっ、顔上げて…!そんな、……そんな事しなくても、食い物なら…ほら。このコロッケパン美味いからさ、よかったら食べて。
( 稚拙とも取れる声音で、深々と頭を下げながら死に物狂いに哀願する相手の念に思わず涙を零しそうになる。誰よりも泣いて喚きたいのは彼の筈なのに。首を左右に動かして雑念を振り払い、トートバッグの中身から惣菜パンを選び出す。応急的なものだが、恐らくこれだけでは足りないが、無いよりマシだろう。近所のスーパーで毎回買う大きなコロッケパン、彼の口に合うだろうかと袋を開けてから差し出してみる。一回餌を与えてしまったら、このまま放置はできないんだ。_そう理解していながらも、自ずと覚悟は出来ていた。 )
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