三丁目のミケネコさん 2021-09-10 12:59:26 |
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『…そう。平気ならいいけど、』
『 放課後も付き合い悪いし、なんかありそうだよねって…普通に見えてマジの不良って話が……あ、』
( 相手からの反応に少したじろいだ様子のまま、小さく上記を呟き2人で互いに顔を見合わせる。しかし、話をしている最中に本人が戻ってくるのを見かければ、静かに自分らの席へと帰って行くのであった。だが、その後も周囲の人と仕切りに話し込んでいる様子を見れば、噂は皆に知れ渡っているらしい。
何も知らないのは当の本人ただ一人、何かを気にした素振りも無くいつもの調子であった。が、流石に昼休みにもなると異変に気付いた。
いつものように仲の良い友人たちと昼食を取ろうと立ち上がるが、皆足早に席を立ち教室から出ていく…明らかに此方を気にしながら。置いていかれたり、たまには別々で食べたりなんてよくある事だが、今回は其れ等と違うと直ぐに分かった。 )
……なんなの。
( 何か、彼女らの気分を害することをしてしまったのだろうか。と一度立ち上がったものの再度静かに席へと座れば、弁当を開くわけでもなく、ため息をつけば力なくそう呟いた。)
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