三丁目のミケネコさん 2021-09-10 12:59:26 |
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っ、おい!
(抵抗する暇もない。相手の勢いに乗せられて気付けば商店街のど真ん中。普段なら有り得ないような成り行きに自分でも理解が追い付いていない。何をしているんだろうと冷静になる隙もない。ただ相手の背中を追っていた。)
____、
こっちは邪魔者が目の前にいたら好きに暴れられないっての。
(いつの間にか自分が友達としてカウントされているような気がする。"友達になった覚えはない"と何時ものように突っぱねることは出来たが、それを話す相手からは何処か寂しさも感じ取れ、つい口にするのを憚られてしまった。"あの"姿ではないから、まだ悪の道に身を落とす以前の感情が残っているのかもしれない。
それを隠す為か、拗ねたように口を尖らせると貰ったソフトクリームを一口齧る。)
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