三丁目のミケネコさん 2021-09-10 12:59:26 |
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あら、そうだったのね!
わざわざ探しに来てあげるなんて仲良しなのね。
…あ、ごめんね!ずっと掴んじゃって…
ラブ、その腕時計好きよ。カッコイイね。
(相手の目を真っ直ぐに見ながら、お得意の魔法少女スマイルを絶やさずに上記を返す。普段の性格やキャラとは明らかに違うが、今の状態を完全に嘘ともいえないのが不思議である。変身するというのは多少人格まで変わるものなのか…それは自分でも分かっていない。
それにしても、探しているクラスメイトというのは恐らく自分だろう。おまけに駅前に行くなんて一言も言っていないのに…、自分が誘導されたのは間違いない。其れだけは確信を得た。という事は、正体がバレたのか….。だとしても、その確証を得てどうするつもりなのか。
… ここで考えても仕方がない。放課後になるまでパトロールをしてから荷物を取りに行こう、と一旦その場を離れようとするが、ふと彼の右手首を掴んだままになっていたのに気づく。
硬い感触。腕時計を掴んでいた事に多少申し訳なさそうにするが、すぐに笑顔になり手を振った。
再度膝を曲げればとりあえずは学校周辺の方へと飛躍していく。
腕時計の他にブレスレットが見えた気がしたが、この時はさほど気にも止めていなかった。)
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