三丁目のミケネコさん 2021-09-10 12:59:26 |
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…………これって、
(少々魔力を使いすぎたか。体力が限界に近付く中、荒れた息を整えながら人通りの無い路地裏へと飛び込む。いつの日からか突然現れるようになった魔法少女の存在によって、ここ最近は邪魔されてばかり。悔しそうに宙を睨むと建物の壁に体重を預け、そのまま座り込んだ。
身体を支えるため冷たい地面に手を付くと、指先に何か固いものが当たる感覚。視線を向ければ、路地裏特有の薄暗い雰囲気に似つかない、きらきらと輝く携帯電話が落ちていた。
見覚えのあるそのフォルム。もしかして、つい先程戦ったばかりのアイツのものではないか__?拾い上げたそれを制服の胸ポケットへ仕舞い、疲れきった身体をなんとか立たせるとそのまま帰路へとついた。)
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