みみみんと ☆ 2021-09-09 10:10:07 |
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>美咲
そうか。それは良かった。
(自分の作ったものが美味しいと言って食べてくれる彼女。なんだかとても、嬉しい。彼女の事だ。鋭い観察眼で、自分の事を見抜いているつもりなのだろう。実際、見抜かれている気がしているのは事実。何を見抜いているかは、検討もつかないが。そう言えば、マスターが心配していたな。マスターに、余計な心配を掛けさせるのは如何なものか。自分からしたら、正直なところマスターより彼女が心配だ。だが、マスターは溜め込むタイプの人間だ。彼女と一緒で。そう思えば「…マスターが心配していたぞ。何処かに出掛けるのは、控えた方が良いんじゃないか?君は人間だから残れるだろうが…私達、英霊はそろそろマスターの元から去らなければいけないしな」とマスターが心配していた事を告げる。人理を救ったのだ。カルデアの英霊全員に退去命令が出ている。自分も時期にここを去らなければならない。彼女から離れるのは、とても…否、かなり嫌だが仕方がない。人理を救ったのだから、もう自分達の出る幕はない。ここに…彼女の隣に居れないのなら…。否、その考えはやめよう。彼女の前だから。彼女の笑みを見て「…君は、マスターと一緒で溜め込むタイプだ。…少しは相談くらい、したらどうだ」と試しに言ってみて)
>?
…じゃあ、行きましょう。貴方の名前は?…あ、私は、月海紫苑というの。
(ふっ、と小さく笑えば屋敷の方角を指差して。英霊と言うのは気難しいものだ、と書物で見たがそうではないようだ。何となく安心する。
そう言えば彼の名を知らない。いや、英霊は真名を明かしてはならないのだが。だが、名称くらいはあるはずだろう。そうで無ければ、英霊にはなれまい。名を聞くときは己から。父の言葉を思い出し、自分の名を名乗り。
短い返事に頷く。自分がマスターに何ぞ烏滸がましい。父や母は、絶対に契約しろと五月蝿いだろう。力が、能力が全ての人たちだ。我が両親ながらに、そこら辺は軽蔑してしまうが…。支配したいのだろう。だが、自分は支配なんぞ興味はない。ただ、ひたすらに自分らしく生きたいだけなのだ。ロンドンに出張している両親を思い浮かべ、何とも言えない気持ちになるが彼には関係ないことなのだから余計な事は考えないでおこうとスッと目を逸し)
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