みみみんと ☆ 2021-09-09 10:10:07 |
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「 参ったねえ …… 、 でもそりゃあ誰だってそんな反応すよな 。 " 普通 " じゃないんだから 。 」
( 彼の言葉に対し 、 フッと笑いながら 自分は " 普通 " では無い事を言って見せた 。 まあ別に 、 自分の産まれた環境の時点からもう既に普通では無いので今は全く気にしていないが 。 それにやはり 、 叱るように言われると 「 はいはい 。 …… いいよ 、 アンタにばっかし負担かけてられないし 。 」 なんて言いながら 、 頂きますと言いつつ食べ始める 。 基本何が入っていようと関係ない 、 気にしないのは元の世界での家庭環境が問題だったからであろう 。 まあ彼女本人が彼の血肉を入れたりしていることを知れば彼女が説教する側に回るのだが 。
ふと 、 何処か変わったか 、 と聞かれると 「 ??? 別に変わってないよ 、 急にどうしたよ 。 」 なんてキョトンとしながら聞き返してみた 。 彼女は元の世界での醜い人間を見てきた為 、 皮肉にも演技と嘘が上手いのだ 。 千里眼持ちの相手やキャスターの騎士王 、 妖精王の上を行けるほどに 。 …… まあ 、 後半の2人はたった少しだけ見抜かれる事もあるのだが 。 だが基本は見せない 、 教えない 、 バレない 、 分からせない 。 という自分に関してのことはそうやってやっていくつもりなのだ 。 )
『 ……………… 、 ありがとう … ございます 。… 貴方の気持ちだけで充分有難い 。 』
( まさか本当に手当をしようとしてくれるなんて思わなかった 。 その様子に目を細め 、 手当をしてくれようとした事に対して感謝を述べた 、 それだけでも充分嬉しいのだと 。 それだけでも貴方は悪い人ではないと分かったのだから 。
とても、とても小さく笑みを作るが 、 後に 『 ですが 、 そうする訳には行かないのです 、…… その 、 私にはマスターに値する者も 、 ここがどうなっているかについても分かりませんので 。 』と 、 少し気まずそうに答えた 。 こんなすぐに教えるものなのか 、 と言われてしまうかもしれないが 、 これは彼女を善人であると見込んでの事である 。 )
( いえいえ …… ! お気になさらず! )
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