ノーマル 2021-09-07 06:50:28 |
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(カッコ良かったと褒められ、自分としては納得いかない部分もあったが、素直に受け取っておこうと「そりゃどうも。」と肩を竦めて。そして報酬について話を聞きながら、また彼女の隣に戻り回収作業の様子を眺め)
報酬金上乗せ?まじかよ!…いいや、やっぱいい。凄えありがたい事だけど、俺は最初の額で十分だし、追加分はアンタの立派な研究に回してくれよ。あ、武器は頂いてくぜ
(まさか怪我をしなかっただけで、追加報酬が出るとは思っておらず目を見開き、少し間が空いて、今度は首を横に振り追加報酬は要らないと。上乗せも気持ち程度だとは分かっているが、初めに提示された金額でも、今後も仕事があれば問題無く生活が出来る金額で、そこに上乗せとなるとむしろ持て余して、煙になり消えてしまうのがオチだろう。それなら彼女の研究費に充てた方が、ずっと有益な使い方だし、将来的にはブランの為にもなる。ただ、武器は遠慮なく頂いていくつもりで一言付け加えて。さて持ち帰る武器を選ぼうかと窓から倉庫へと振り返った矢先、"妖精ちゃん"という単語が飛び出してきたので動きを止める。数十分前の会話でうっかり口を滑らせてしまったような…。ぼんやりと思い起こしては、しまったと溜息を吐く。彼女の笑みからも感じられるように、今更誤魔化しようが無く、簡潔にブランについて話し始めて)
妖精ちゃんな…、何日か前、仕事に行った先で出会ったんだ。その仕事の依頼主が上層のやつなんだが、その依頼主にアイツの家がバレて燃やされちまってよ…。それで今はうちで匿ってる。つい最近の事だからアイツの詳しい事は俺も知らねぇけど、唯一の身内で師匠のメイジが7年前に失踪してるって
(よくよく考えたら、ブラン自身の事をまだ深く知らなかった。彼女に伝えられることと言ったら、何故家にいるのかと、仲間がいたらしいという事ぐらいだ。メイジに関する研究を勧められる彼女なのだから、もしかしたら失踪した師匠についても知っているかもしれないと、一応その特徴を述べて)
その師匠について知ってることも、黒髪銀目って特徴だけでよ。探してやろうにも中々な…。なにか知ってたりしないよな?
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