27836 2021-09-01 21:49:39 |
通報 |
【レイ】
…っ!そうやって助けを求めた人たちを次から次にお前は…!
(もう寸分動かせば男の首に突き刺さるといったところで、人としての良心が歯止めを掛ければこちらも動きを止めて。そうやって動けずにいると、目の前の男は情けなく命乞いをし始めた。今まで数多くの異種族を地獄に陥れた人間が今更そんな口を述べるのかと怒りをかみしめながら上記を述べて。もう情けを掛ける必要はないと剣を振りかぶるが、またとどまってしまい。やはり自分は人の子のようで、自分はこれ以上できないと剣を降ろしては「鍵を出せ。」と冷たく言い放ち。)
【ハーゲン】
…っ!
(どうやら命乞いもむなしく無駄に終わってしまったようで、向けられた剣が振り上げられれば思わず目をつぶり。しかし、いつまで経っても運命の時はこず、恐る恐る目を開けばどうやら助かったようで。「あ、あぁ…わかった…。」と、腰を抜かしながらも懐からドラフ族にかけてある手枷と足枷の鍵を相手に渡して。)
【レイ】
二度とこんなことするなよ…!
(男から鍵を差し出されればそれを乱暴に奪い取り、睨みつけながらそう吐き捨てて。見逃すわけではない。実際にやつの商会がやっているとことは裏が取れており、奴等を裁くのは奴等の悪事を日のもとにさらけ出して司法の場で裁くのだと自分に言い聞かせて。そうして受け取った鍵で相手の手と足にかかっている枷を外せば「大丈夫か?さぁ、帰ろう。」と、安心させるように頭と角を撫でれば相手の体を支えて立たせてこの場を後にしようとして。)
トピック検索 |