27836 2021-09-01 21:49:39 |
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【ハーゲン】
(組み伏せられたドラフはこの極限の状況に耐えられずにとうとう涙を流すが、良心の欠片も持ち合わせていないこの自分にはその表情はただ嗜虐心を昂らせてしまうだけでこのまま味見を済ませてしまおうと肌の柔らかさを確認し終われば今度は衣服に手をかけて。しかし、先ほどの様子とは一転して声を荒げて助けを求める声と、その後に続く言葉にピタリと動きを止めて。『お前「なんか」』…?異種族がヒトを…俺を下に見ることなど許されない。許されるはずがない。自分の中でなにかがぷつんと切れれば懐からナイフを取り出し、相手に向けて。売り飛ばす異種族の体に傷をつけてしまえば多少値は下がってしまうが仕方がない。このドラフ族にどちらが上なのかを思い知らせなければと振りかぶれば相手の肩あたりに向けて勢いよく振り下ろして。)
【レイ】
(愛馬を全速力で走らせれば相手の告げていた目的地にものの数分で到着し。自分の屋敷のある森とこの町を真っすぐつなぐ街道では相手とすれ違うことはなかった。嫌な鼓動を刻む胸を抑えながら町を駆け抜け、露店の店主達にドラフ族の女性を見なかったかと聞き取りをしていって。どうやら身長の低い相手は人々の目に留まっていたらしく、店主たちが教えてくれた道を進めば行きついた先に乱暴に捨てられたと推測できる麻の編籠が道端に落ちており、辺りにはコール牛の乳。少しお高そうなバター。そして落ちた衝撃に耐えられずに割れて中身が露わになった魔鳥の卵が散らばっており。これらはどれもケーキの材料だ。これを見た瞬間、相手の身に何かがあったことを確信し。この人異平等推進の国で異種族になにかあれば周りが騒ぐはず。しかし、それもなかったことから相手はどこか人目の届かないところに連れていかれたに違いない。そうやって周りを見渡していると身を隠すにはちょうど良い路地裏があり、そこに相手が連れていかれたという確信はなくとも吸い込まれるようにその路地裏に向かい。奥へ奥へと進んでいけば、不意に自分専属のメイドの助けを求める声が聞こえ、それに反応すれば弾かれたように走って声の聞こえた方向へと向かい。そしてたどりついた先には見知らぬ男に組み伏せられた自分専属のメイドが今にもナイフで刺されようとしている場面で。その場面を見た瞬間怒りで我を失いかけるが、まずは相手がナイフに刺されないことが先決だと何よりも相手のことを想い、メイドの体に覆いかぶさるように体を挟み込めば振り下ろされたナイフから相手を守り。)
あっ…ぐっ…!
(相手に刺さるはずだったナイフは当然自分に刺さるわけで、自分の背中に突き刺さったナイフの痛みに声を出しかけるがなんとか耐え、今度はこちらの番だと痛みに耐えながら男の顔に渾身の右ストレートで反撃して。突き飛ばされた相手に「何してんだお前!?」と、怒りの矛先を向け普段の様子からでは考えられないほど声を荒げているのは自分のメイドに危害を加えようとしたことに腹を立てていて。)
(/ノリノリだということで安心しました…!こちらこそよろしくお願いします…!(隠れ))
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