ただただ、絆されて/〆

(屋敷に入れば十数日ぶりの故郷ということもあり、旅先でホームシックなどに陥るほど繊細ではないがやはり実家というのはおちつくもので、「ふぅ」と一息つきながら肩をコキコキと鳴らしてここにきてようやく旅が終わったのだと改めて実感して。そうやって実家の空気にリラックスしていると、まるでこちらの帰りを予測していたかのように玄関で待機していたらしい専属のメイドが出迎えてくれて。一回りも二回りも小さい相手が外套を受け取るために手を伸ばしてくるとその様子は相手の胸部を除き、まるで子供のお手伝いさんのようで。幼いころは体格的な違いはなかったが、こうも身長の差が開いてくるとその異様な様子に最初は慣れずに思わず笑ってしまいそうになったが意外と慣れてくるもので「あぁ、ありがとう。アトラリア。」と、今はスムーズにその手に外套を手渡して。まずは荷物整理をしようと自室に向かいながら)
俺がいない間、なにか変わったことはなかったか？

(/大丈夫なようで安心しました。こちらこそ、修正点などはなく、情景が思い浮かぶロルで大変よみやすいです！

一つ提案なのですが、周りの目があるときは「アトラリア」と、二人の時間では「アリア」と呼びたいのですがよろしいでしょうか？)