トピ主 2021-09-01 18:06:46 |
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セベク)おやすみなさい、若様、リリア様、キルティ様。シルバー、寝坊するなよ。
キルティ)おやすみ。
マレウス)ああ、おやすみ。
キルティは、洗面所で髪の編み込みをしていた。しかし、この日が初挑戦であり、髪も短い為、上手く出来ずにいる。
キルティ)本の通りにしてるのに・・
キルティはイライラしていた。
マレウスは、白のシャツにグレーのジャケットを着てみた、
マレウス)魔法で色を変えたし、帰ってから戻せばいいな。あと、魔法で角は隠してと。
マレウスは、魔法で角を消した。消したといっても透明になっているだけである。
セベクはいつも上げている髪を、今日は珍しく下ろし、青のブラウスにベージュのジーンズを履いた。
セベク)これなら、僕とは分からないだろう。
シルバー:セベクと似たかっこうでいいか
リリア:これならわしだとわからぬだろう
麗奈:(こちらもレオナに失礼のないようなかっこうで行くため、地味すぎず派手すぎない服装を選んで)
レオナ:ふわぁ、朝か(珍しく早く起きては準備始め)
キルティ)駄目だ、編み込みできない。シルバーに頼もうかな?
キルティはシルバーの部屋に向かった。
キルティ)シルバー、ちょっといいかな?
キルティはノックして声をかけた。
キルティ)私も魔法でやったが、逆に縺れてしまって。シルバーは丁寧だな。それにとても器用だ。
キルティは鏡で綺麗に編み込みされていく様子を見ながら言った。
シルバー:ありがとうございます。麗奈がそろそろ出るみたいです
麗奈:マレウス様?(寮長にあいさつしないとと思ってマレウスを探し)
キルティ)本当か。なら、人の子に会いに行かないと。今日こそ、小遣いを渡すんだ。そういうわけで、シルバー、ちょっとスピード早めて。
キルティは、シルバーにそう言った。
マレウスは出かける姿がバレてはまずいと思い、直ぐに魔法で寮服になると、移動魔法で麗奈の前に現れた。
マレウス)僕を呼んだな。
シルバー:はいっ(スピードを早めて編み込みを完成させ)
麗奈:おはようございます。今日は麓の街までレオナ先輩と出かけてきます
キルティ)ありがとう。急いで人の子を見送らないと。
キルティは、急いで、マレウスのいるところへ向かった。そこには、既にセベクもいた。
セベク)今回も渡してやる。ありがたく思え。
マレウス)僕からもだ。くれぐれもキングスカラーに気を許すなよ。助けが欲しかったら僕を呼ぶんだ。帰りも迎えに行く。
マレウスは、手離したくないと言いたそうに麗奈を抱き締めた。
麗奈:では行ってきます(鏡舎に行って)
レオナ:よお
麗奈:お待たせしました。いきましょう
レオナ:(麗奈と出かけることができてかなり上機嫌)
麗奈を見送ると、全員息をつき
マレウス)さて、僕らも行こう。名前は覚えているな。僕はノアールだ。
キルティ)フランです。
セベク)僕はサッドです。
キルティは服はこうしました。
キルティは魔法で着替えた。すると、そこにはピンク色のロリータ姿のキルティが立っていた。ご丁寧にボンネットまで被っている。完全にお人形のようだ。
マレウス)キルティ、その格好は・・・
キルティ)リリアの衣装の色を少し弄りました。これはゴスロリではなくロリータです。
セベク)大変お似合いです。キルティ様!ほら、シルバーもよく見てみろ!
キルティ)男の子ってロリータ着るの?
キルティはいまいち想像できないようだ。
マレウス)キルティがまるで人形のように可愛いから、それに負けないような格好になるのだろうな。
マレウスはキルティの姿を見て言った。
キルティ)人形?
キルティは人形と言われ自分の姿をまじまじと見たあと
キルティ)シルバー、セベク。私、人形みたい?
シルバー:ええ。とても愛らしいです
リリア:ネットにあったのじゃが、男の子用のロリータというものがあるぞ(当然下はズボンやパンツだが、それ以外はブラウスや装飾品は共通しており)
キルティ)そんなに人形っぽいかな?人形ってもっとあどけない顔してると思うんだけど。
キルティは、自分の趣味が人形作りの為、顔が違うだけで、自分の姿が人形っぽくないと思うのだ。
セベク)キルティ様、あくまで人形らしいだけです。人形とは言っていません。
キルティ)それもそうだね。
キルティは納得した。
マレウス)成る程、ブラウスなどを華やかにするのか。
マレウスはリリアのネットの画像を見ながら言った。
キルティ)はい、変身薬。中には声を変える魔法薬が入ってるよ。それと、魔力消費を気にしなくてすむ魔法薬もね。味は心配しないで。甘いから。
キルティは全員に2つの魔法薬を渡した。
マレウス)助かるぞ、キルティ。
セベク)これで、バレないだろう。
シルバー:ありがとうございます
リリア:では、さっそく出発じゃ(変身薬飲んで)
(一方麗奈は魔法雑貨屋に入っていて)
麗奈:レオナ先輩、この子です(看板猫を撫でていて)
レオナ:お前、まさかこれのためだけにきたのか?
麗奈:まさか! またノートが埋まったので買いにきたんです
レオナ:ついでにこの毛玉も触りたいってか
ネコ:にゃ(ゴロゴロ)
麗奈:今日もかわいいよぉ~
キルティ)マレウス様、今日は兄弟という設定なので、マレウス様のことをお、お兄ちゃんと呼ばせていただきます。あと、敬語も無しになります。ご無礼をお許しください。
マレウス)!(スペース・ドラコニア)
マレウスは、呼ばれたことのない呼び方にびっくりした。
マレウス)・・・いつだって兄になってやる。
マレウスは、初めての感覚だったが、そう言って、キルティを抱きしめた。
キルティ)ファッ!?
シルバー:はっ!
(町に出ると麗奈とレオナに追い付き)
リリア:ふむ、うまそうなものを食べておるの(木の影から見て)
レオナ:お前は痩せすぎだ。たくさん食べる食いしん坊な女は嫌いじゃないぜ
麗奈:(一生懸命食べていて)
キルティ)食い過ぎも体に毒だと思うが・・・
キルティは呆れていた。
セベク)今のところ、まだ襲うような感じではありませんね。
マレウス)いくらキングスカラーでも、人前で堂々と襲うような真似はしないだろう。
少し遠くから見ながら皆口々に言っていた。
レオナ:腹がいっぱいになったらメインの場所に行くぞ
麗奈:メイン?
レオナ:ここだ(撮影スタジオのような場所)
スタッフ:いらっしゃいませ
レオナ:こいつをとびきりかわいいプリンセスにしてくれ
スタッフ:かしこまりました
麗奈:れ、レオナ先輩?(なんやかんやビタミンカラーなドレスに着替えさせられ、ティアラはもちろんメイクもぱっちりしてもらい)
レオナ:はっ、俺好みのプリンセスで何より(大満足)
麗奈:まさか、これのために?
レオナ:予約して連れてきた
麗奈:あ、ありがとうございます。着てみてなんですが、ビタミンカラーがキラキラしていて素敵だなって…///
セベク)何だあれは?人間を着替えさせて。
キルティ)・・・か・・・
セベクはキルティが何か言っているのに気づいて、キルティの方を向いたが、顔を青ざめた。
キルティ)レオナめ、挙式でもあげるつもりか。絶対に返してもらう。
キルティは完全に怒りがMAX状態で、怒りに燃えていた。そして、それはマレウスも同じで
マレウス)キングスカラー、誰からも好かれなくなる贈り物(呪い)を授けよう。
完全に狂気じみた笑みで、今にも贈り物を授けようとしていた。
シルバー:ふたりとも、落ち着いてください!
リリア:やめるのじゃやめるのじゃ(止めて)
麗奈:(写真撮影に勤しんだあと着替えて店を出て)あ、ありがとうございます。ドレスも素敵でしたっ。レオナ先輩、意外とセンスあるんですね
レオナ:気に入ってくれてよかったぜ。フェアリーガラで口うるせぇヴィルにしごかれてファッションセンスがいつの間にか身に付いちまったみてぇだな
セベク)落ち着いてください。
マレウスとキルティは3人に抑えられて、少しずつ落ち着きを取り戻した。しかし、不機嫌なままだ。
マレウス)だから、行かせたくなかったのだ。こんなにも気持ちが落ち着かなくなるから。
キルティ)人の子は楽しそうでも、私達には、まるで金属で心臓を貫かれたかのように胸が痛くなる。
シルバー:麗奈が楽しんでるならいいけど…(複雑な心境でいる)
レオナ:バイトも頑張ってるみたいだな
麗奈:今は週に1日のペースで働いています
レオナ:お前は頑張りすぎなんだ。金ぐらい俺がなんとかしてやるってのによ(ボソッ)
マレウスとキルティは、気分が沈んだままだ。セベクは流石に心配になり
セベク)あの、ここからは僕達3人で二人を見ますので、お二人は寮に帰って休んだほうが・・・
マレウス)・・・・・・・・・・
キルティ)・・・・・・・・・・
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