>41 「…怖い、ですよ。イフリート、は。「おかあさま」がいつもそう言ってました、から。」 (キースの手を強く握り返してから仮面の奥で目を伏せ、それきり黙り込んでしまったのを見かねたらしいキースが「…悪いね。人見知りなんだ。俺は薬師だから幻獣なんかにはあんまり詳しくないが、イフリートと言えば有名どころだからね。多少は知ってるよ。」微笑を浮かべながら煙管の煙を揺らし、乾いた笑い声を上げ)