Butler 2021-08-25 20:54:52 |
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「はい、イフリートなんて、一生に一度見られるかどうかですし……。」
(声をかけられれば、振り向き目線を合わせるためしゃがみ、言葉を交わす。確かに、戦う予定は無い方が良いが、こんな機会は滅多に無いだろう。一目見てみたいものだ。)
「後、私は多分魔族です。……魔物ではありません……。多分」
(一拍間が空き、取って付けたような、自信なさげな言葉を口にする。自分の姿を省みると、確かに狼の魔物が街中に居る、と言われても違和感が無い。現に、入国した時も確認を取られた。実際、立つよりも四つ這いの方が楽だ。そう言われても、しょうがない気がする。
……それとはまた別に、考えが巡る。本当に、自分は魔族であるのか。衝動に突き動かされた時は、理性の無い完全な魔物であった。もしかすると、自分は魔族ですら無いのではないか? そんな疑問と不安が表に出、少し挙動不審気味になり、多分、という小さな声が付いていた)
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