王様。 2021-08-18 08:03:06 |
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ん…、……キミが?(やはり体力を失っているようで、相手が戻るまでの少しの間に残り香のする布団がひどく落ち着くのもあってか少し意識が飛びかける。相手の足音と振動に合わせてお盆の上の器が奏でた無機質な音に気がついて少し寝惚けたようなぼうっとした眼をゆっくりと開き直す。自分の体温よりも冷たいタオルが顔に触れるのが少し心地よく、そして自分の髪を撫でる少し大きな手のひらが知っている人物の誰よりも暖かい事を知っているし、身を任せて隙を見せたとしても何の不安のないことも分かっている。大人しくそれを受け取ると部屋に漂う卵がゆの甘い、良い香りがし、彼が自分のために心配してわざわざ手料理をつくってくれたのだ、と理解すると尚更嬉しさが込み上げてくる。その喜びを無下にしたり、放置することはとても出来ないばかりか彼が用意した物ならどんなに食欲が無くても身体が受け付けられる。ベッドに手のひらを置いて、重たい身体をゆっくりと起こすとフ、と嬉しそうに目を細めて笑みを浮かべると「ありがとう、城之内くん。……嬉しいぜ、頂くよ。」とお礼を告げた後に「だけど、オレが自分で食べようとすると匙を落として火傷してしまいそうだ。……キミが食べさせてくれないかい?」と調子に乗って甘えているのか、それとも本当に腕の力が入らないのかわからないような、そんな声で尋ねると相手の瞳をじっと見つめて)
(/背後様の動かす城之内くんが細部まで作り込まれていてものすごく愛を感じます…。単に「仲良し」とか、仲間ではあるけれど仲間たちの仲でも別な関係性や信頼感が有り触れてる…もう一種の愛なんですよね。
尊さのあまり爆散しそうでした……(。)城之内くん、絶対そのお粥美味しいよ……多分王様現世の食べ物ジャンクフードばっかり知ってるから初めてのファースト粥だよ……)
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