ヌシ 2021-08-01 19:31:03 |
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【 松野 千冬 】
…。
(自分の頬をツンツンしている彼女の手首を掴むとそのままその場に押し倒し、一つも隙を見せることなく唇を重ねれば半ば強引に舌を侵入させて。彼女の考えていることを察した訳ではなく、ただ、偶然自分も似たようなことを感じていて。あの事件から毎日登下校が自分と一緒なので、友達と遊ぶどころか帰ることすら出来ないことに今更気づいては申し訳ない気持ちになり、一人でなければ大丈夫か、と一人小さく頷けば「結菜、ダチと帰りてえ時とか遊びてえ時は気にせず行ってくれていいから。」とニッと笑みを浮かべながら伝えて。)
【 上原 美玖 】
!……外だよ。
(触れるだけの口付けをされると周りに見られていないかとみるみる顔を赤らめ、彼の胸に頭を押し付けながらぽつりと呟いて。文句一つ言わず要望通りに抱き締めてくれる優しい彼に表情を緩めながらありがとう、と小さく礼を述べては自分も腕を回して。幸せそうに目を瞑っていると何かあったのかと尋ねられたので言うかほんの少し迷ったが、隠すのは違うと思ったらしく正直に「ちょっと腰触られたから気持ち悪くて。」と伸びている男を睨みながら話して。)
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