匿名 2021-07-19 18:27:24 |
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沖田さんも、私のことを頼ってくれたら嬉しいです。簡単なお着物の直しとか、甘味の差し入れとか、あとは土方さんから匿うとか、そんな小さな事しかできませんけど…。はい、でもえっと、どちらへ …(何を言うでもなく、ただ此方をじっと見つめて動かなくなってしまった相手を不思議に思い、きょとんと微かに首を傾げながら視線を絡ませ、大人しく、従順に、言葉の続きを待って。数秒後、力強い口調で彼の口から語られる思いのひとつひとつ、その全てに、なんだかもう既にこの身をしっかりと守られている様な気がしてしまい、幸せそうな表情でぽつりぽつりと返答をするその頬は再び熱を持ち始め。のみならず、行き先を問いつつ、恥ずかしそうにそっと差し出しかけた右手の指先までもが、ぽわりと赤に染まっていて。)
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