小説家 2021-06-28 12:03:07 |
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(相手が部屋を出て行くと、煙草を咥えつつ内容を読み返すべく文字を書き連ねた原稿を手に頁を捲り。程無くして相手の足音が聞こえると煙草の先端を灰皿に押し付け火を消し、原稿を軽く揃えて机の隅に。受け取った湯呑みを持ち上げゆっくりと煎茶を啜るとほっと息を吐いて。熱い湯で淹れた茶は渋味がやや強めに出た好みの味、相手も茶を淹れるのがかなり上手くなったようだ。)
…そう云えば、お前さんの店に浅香先生の初期の作品は置いているかい。久し振りに読みたいと思ったんだが、この辺りの書店では晩年の作品しか揃えが無いらしい。
(ふと、探している本の事を思い出し相手に問う。告げた名前は自身の作風に色濃く影響を与えた作家の一人、既に他界されて年月が経っている上、話題を呼んだのは晩年の作品が多く、近場の書店では其れ以前の作品を入手するのは困難で。相手の店で在れば目当ての作品があるかもしれないと)
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(いえいえ、お疲れさまでした!季節のイベント、良いですね。扇風機が壊れても良いですし(?)、2人で縁側から打ち上げ花火を眺めたり、近所の縁日に散歩に出かけたり(少し気が早いかもしれませんが)色々夏を楽しめるイベントも楽しそうです。)
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