小説家 2021-06-28 12:03:07 |
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(ガラガラと立派な造りの引き戸を開けて何時ものように屋敷へ入る。踵から爪先でゆっくりと床を踏み、物音を立てずに長廊下を歩き、先生の元へ向かう。これは執筆の邪魔にならないよう無意識のうちについた癖である。立ち止まって二尺ばかり開いている襖から覗くと執筆部屋の様子、そして丁度執筆活動に没頭している相手の後ろ姿が見えて、物静かではあるが、澄んでいる声で話しかけ)
...雨霧、只今戻りました。お邪魔でなければ入ってもよろしいでしょうか。
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(ありがとうございます。背後様の夕刻頃の描写が緻密で…うっとりしておりました…!早速絡んでいただきますので、何かご要望等あればお申し付けください!)
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