不死川実弥 2021-06-09 23:05:40 |
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(彼の様子からその言葉に他意はないのだろうと思うも言い方はどうであれ、他に手紙の相手がいないということは先ほどの頼み事は己ただ一人に書く為のものだと受け取ってもいいのだろうか。そう思うと素っ気ない言葉も何処か温かく感じて胸の奥がじんわりと温もり、嬉しそうに頬を緩ませ。彼から手紙が届く日もそう遠くはないような気がして、彼はどんな字を書くのだろう、どんな言葉を綴ってくれるのだろうかとまた一つ出来た彼との約束に、沈んでいたはずの心を弾ませて。真剣に贈り物探しをしている彼の邪魔にはならないよう己は恋柱へお礼をと品物を眺めつつ、彼女の綺麗な髪色からやはり桜の花のイメージが強く。薄桃色や桜の細工が施されたものばかりに目を向けてしまうも、ふと彼の方へと視線を移すといつの間にやら渋い表情を浮かべており、ガラスを扱う店で素敵な匙を見付けてくれた彼が選ぶものなら間違いなく贈り物の相手も気に入ってくれるだろうに。とはいえ困っているのか、悩んでいるような様子には何か少しでも助けになればと他の品物を探すように視線を行き来させて。胡蝶には落ち着いた色が良いだろうか、淡い色や白も合いそうな__彼女に似合うようなものをと見落としのないよう探している間も、涼しげな色合いの髪飾りが視界に入ると目を引かれて。その度に己の好みは関係ないと言い聞かせるよう視線を逸らし、先に目星のついた恋柱への贈り物をと薄桃色の小さな桜の花が散りばめられたような髪飾りをそっと手に取りながら、贈り物選びの際に意識したことを己なりに伝えて。途中で思わず濁された相手の名を口にしようとしてしまい慌てて流れるように言葉を続ければ、彼が選んだものを受け取り嬉しそうに笑う彼女の姿がふと思い浮かび。親しい相手が喜んでくれることは嬉しいはずなのに、その先で同じように笑っている彼を想像すると何故だか胸の辺りが痛み出し。切なそうに髪飾りへ視線を落として)
……どれも贈り物らしいと思うんだけど…__不死川が、その人に付けて欲しいなって思うものを選んだらいいんじゃない?その方がし__その人もきっと喜んでくれると思う
(/自覚がないゆえのものなので、きっと自覚してからは余裕など少しもなくいっぱいいっぱいなのではないかなと!不死川さんにちょっかいを掛けられ、子供だからと揶揄われているんだろうか…それとも…いやいやそんなはずはと混乱していそうな彼女が目に浮かびます。心の底からのハァ?に笑いました…。そんな彼には不思議そうに首を傾げていそうな。分かります…。きっと他の誰かに嫁の話をする時は、うちのが…とかアイツ…なんて言っているんじゃないかと勝手な妄想が…!急にお兄ちゃんになられる不死川さん、本当に好きです…ッ!!知らぬ間に広がっていく噂と好奇の目に不機嫌さ全開のところに彼のお説教は、圧のある声でこんなん好いてくれるような物好きなんか居ねぇわと噛み付くやもしれません…!)
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