不死川実弥 2021-06-09 23:05:40 |
通報 |
___ッ、……まさか引っ掛かってくれるなんて思わなかったけど、今のは間違いなく私の方が速かった。
(あの風柱の不意を付くことが出来た、これだけでも己の中では勝利以上に得たものがあり満足ではあるのだが、せっかくならこのまま相手よりも先に薬湯を掛けたいところ。振り上げた湯呑みから飛び出していく様子、彼の方へと容赦なく降り掛かる薬湯に今度こそその行方を見届けることが出来れば、険しさの増していく彼とは対称的に表情を明るくさせて嬉しそうに笑い。先ほど彼の手元を見たばかりだというのに意識は彼よりも早く薬湯を掛けることが出来たということに向いたままで、すかさず仕返しが来たことに遅れて気付き反射的に目を閉じつつ思考が直ぐには追い付かず。再び濡れた顔を拭いながらゆっくりと瞼を持ち上げたところで、またしても薬湯を染み込ませてしまった髪と毛先から落ちていく小さな滴の数々をぼんやりと眺めていたものの。軽く頭を振って張り付いた髪を払いのけた途端、何かに弾かれるように彼の方へと向き直り得意げな様子で自身の勝利宣言をして)
(/そ、そんなに褒めていただいても何も出ませんよ…!わぁ…嬉しすぎますね、きっと練習したての頃はお互いの拙い字に笑い合っていそうですね!羽沢の文通相手も間違いなく不死川さんしかいませんね*´ `*きっと二人での練習以外でも一人で不死川さんのお名前を黙々と屋敷で練習していますよ…。わ、分かります!あまり長々と書き綴らず必要なことを短く、それでいて分かるように綴っていそうだなと…!彼からの文は勿論、小さな絵も楽しみの一つにしていそうです。羽沢も恐らく短文でしょうが、文通だからこそ案外素直な言葉を書き綴っているやも…。蛇柱さまはかなりの長文でしょうね!きっと風柱さまに助けを求めるのではないかと…。その焦れったさがまた…不器用さんだな…と!療養中は更に距離が近くなっていて見ていると、ひぇ…ッ…というお声が出てしまいました。)
トピック検索 |