不死川実弥 2021-06-09 23:05:40 |
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二度目……、どうりでテメェの方が痛手な訳かァ____まさか……この戦術…毒使いのニオイがしやがるぜェ
(言葉では大丈夫だと主張してはいたが、視界にかざした手の範囲を見る限りかなり奪われている様子が気掛かりで。片目を失えば視覚は当然格段に減り、しかし呼吸を用いた戦闘では流れ込む情報の熱量は尋常でなく残された目の摩耗も避けられないだろう。己の瞳が何処まで蝕まれているかは知り得ないが、未だなお此方の心配をする彼女の事を思うと己の症状など言葉にもせず曖昧な相槌で返答を濁し。花の特性をべらべらと語りもしない冷然な鬼を前に、今は瞳だけとはいえ次に何が欠け落ちるか予測が出来ず彼女の零した情報から何とか打開策を洞察しようと。二度も彼女の腕を抉ったあの花弁、その薄紫が積もり積もっていくようなイメージを頭の中に思い描けばふと蓄積していく劇毒の図が連想され。少しずつ少しずつ、しかし確実に身体を蝕んでいくその様はまさに毒。その発想は現実味を帯びて実感に変わり、背筋を冷たさが通り抜けたかと思うとはっとした表情で呟いては己達に残された時間の猶予の少なさから焦燥感が拍動を荒げ。こんな時親父譲りの頑丈な身体が憎い、肉体的にこそ余裕はあれど仲間を失う苦しみはいつも残された方が抱えるもの。易々と死に彼女を引き渡すつもりもなく、そのためにも多少の無茶なら引き受けようと。隣から左を補う安定感に再度呼吸を落ち着け刀を構え、いっそ彼女の目に代わるつもりの意識で更に鋭く正面を見据え。しかし相手のお陰で有益な情報を得たは良いが、攻撃を二度食らえないとなると予測不能な花びらはとにかく厄介なまま。一度粉塵を吸い込んだ身では次の呼吸すら危ぶまれ。危機的な状況に攻撃へ転じる機会を探して動き出せないその時、畳み掛けるかの如く右側から一際大きな蔓が地面を打ち抜いたかと思うと、なんと人の頭ほどもあろうかと思われる例の花が実って捻転し、首から千切れた幾つかの大輪が怒涛の勢いで己達の方向へ飛びかかろうとし。咄嗟の出来事に目を見開いては瞳孔を開かせ、判断に残された僅かな時間の中で必死に対処を考えて。大輪を斬るには深く呼吸が、しかしそれなら辺りを舞い乱れる花びらの屑は___。逡巡に舌打ちを零し、そこで漸く狭まった彼女の視界を思い出しては警告するように喉から声を絞り出し)____ッ…羽沢!右だァ!
(/変わらぬ自然体なんとも素敵です…。音柱さまの前での羽沢さまは特に可愛らしい一面があるように見えるので、いつもほっこりしてしまいます!不死川は嫉妬しそうなものですが…。ちなみにイメージ的には、羽沢様の柱就任はメンバーの中で一番最後でしょうか?
儚げな鬼のまま細腕でいってもらいましょう…筋トレは禁物…。視覚を補い合っての戦闘!!相棒感とんでもないですよね!!本当にテンション上がりっぱなしで…成長期という表現的確すぎて笑ってしまいましたが此方もよく育っております…長文も読んでいて楽しいので嬉しいです◎瞳の描写やご提案もお褒めいただき本当に嬉し泣きです…!とりあえずデカめの攻撃を用意してみましたので活用できたらなと!他人のために怒る羽沢さまアツすぎるのですが…!!!胸がギュンッッッで楽しみでなりません…もりもり負傷しますね…^^)
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