不死川実弥 2021-06-09 23:05:40 |
通報 |
___っ、!…氷の呼吸、弐ノ型__氷柱落とし
(先ずは敵の出方を窺った方が良いようにも思えるのだが、あれほど大胆に姿を現すと同時に攻撃を仕掛けてきたのだからよほどの自信と余裕があるのだろう。そうなると次の手まで許してしまうわけにもいかず、此方からも仕掛けるべきだと駆け出そうとしたところ。やはり先に動いたのは彼の方だったのだが、出遅れるわけにも行かず相手と鬼の様子を注意深く観察しながら力強く柔らかい地面を蹴って回り込むように鬼本体へと距離を詰めていったところ。それを阻むように再び地面から急速に成長したかのように顔を出した色鮮やかな花々に、二度も同じ手が通用するものかと一度後退したものの。息をつく間もなく次々と襲いかかってくれば避けてばかりというわけにはいかず。数を減らすのが得策だと判断して直ぐ、回避の難しい小さな花々を斬り捨てるように横へと力強く斬りつけては、風に乗り舞うように辺りへ散っていく花びらが突然に流れを変え苛立ちを覚えて。数の多さから防ぎきることはまず不可能で、それならばいっそ呼吸で蹴散らした方が早いだろうと考え、相手と鬼との距離を確認するよう視線を移した矢先。視界の端で不気味に笑う鬼の唇が何故だかゆっくりと動いたように見え、弾けるように顔を向けた先で苦しげに咳き込む彼の様子に背筋に冷たいものが走り。直ぐ様身を案じて呼び掛けようと、肺いっぱいに空気を溜め込んだ途端。鼓動が大きく脈を打ち嫌な音を立てれば、思わず息を詰まらせてしまいながらも迫り来る花びらから逃れるべく高々と飛び上がり。機動を変えるように再び襲い掛かってくる花びらに、正解が何かは分からないにせよ今は攻撃する他なく。息苦しさに通常より浅くなった呼吸ではあるが出来るだけ肺へと送り込み、そのまま勢いを殺すことなく真下へ刃先を振り下ろすよう叩き込み。取りこぼした花びらが数枚皮膚を滑るよう肌を裂いていき、その内の一欠片が傷口を広げるよう容赦なく抉り。痛みよりも先に先ほどの違和感が鮮明なものになり、漸く地に降りて直ぐ身に起きた異変を彼に伝えるべく向き直ろうとした途端。突然光を失ったように何も映さなくなった右眼に、思わず動きを止めて)
__え…、なんで___
(/どれほど不機嫌顔でもおはぎの匂いをしっかりと察知されているだなんて…可愛らしいですね。風柱さまと何か揉めた際には「あの風柱が!」と隊士達に愚痴っていたかもしれません!本人達は頑なに認めませんがね…!これを仲良しと言わずしてなんと…。本当に尊い二人、いつまでもお幸せに!隊士達にはぜひともたくさんざわついていただいて…!水柱さま、期待を裏切らない反応をありがとうございます…それを聞いた羽沢は冷静さを取り繕いながら頭の中はフル回転させた状態で助けを求めることでしょう!そして音柱さまには…お口を悪くして文句をたれているでしょうね。
彼女達だけでなく我々も運命だったのですね…神様、ありがとう!!毒の花を扱い、更にムキムキマッチョとなるともう…岩柱さまに頼る他ないかと!)
トピック検索 |