だったら、贄の方が正しいかもな。地下に行くときに微かだが引っ掻き跡があったから、 (共存という相手の解釈に反吐が出ると思いながらも、贄の方が正しいと話しながら思い出すのは生まれ故郷の悲劇、あのとき私にもっと力があれば妹はと考えながらも腰に巻いてある毒矢を出せば幹に向かって放ち、この悲劇を終わらせようと悲しそうな目を向けて呟き)