ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>張、all
…、
(あまり理由を話すつもりが無かったものの特段知られても困ることではない為か、深掘りする彼に背を向けたまま歩み続けては「あそこは明治政府の息が掛かっちまってるからな…。当時は世話になったが、今は互いに関わらねぇ事に越した事はねぇって事さ。」と、維新志士時代に使用していた宿は政界の上層部と通じている宿だと説明して。故に、何があろうと守秘義務を貫いてくれていた者達でもある。今や政府から10年間極秘で暗殺されようとしている己や関係者とは関わらないに越した事は無いからであると、縁遠くしている理由をひとつの世間話のように話して。次は海外を盗るのかと愉しげに話す彼には此方も人が悪いのか酔っ払い相手へと茶化すように紫煙を流し「さあ…?今は俺がこの国を強くするのが先だな。」と、変わらず信念を貫徹する姿勢は崩さぬまま何処か楽しそうで。燈籠の灯る宿の前で緩く止まっては金髪の彼に振り返り)
着いたぜ?張、
(暖簾の奥に旅館の沓脱石が見える位置で張の手元にぽんと懐紙に包んだ札を渡し。「…早朝には大阪行きの馬車が停留する宿だ。京都へ飲みに来るのも構わねぇが…剣技の腕は落とさねぇようにな。…今後も期待してるぜ?刀狩りの張。」と、相手を二つ名で呼んで笑むと別れの挨拶をかけ。案内を終えた己はその場を後にしようと)
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