ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>涼夏?、all
玲士(れいじ)「……、」
(少女と手を繋いでいる感触はするのに不思議とそこから生き物の熱は感じられず。壊れた蓄音機が執拗に同じ箇所を再生するような少女の声が背後から聞こえてきて。前方を見れば橋の終わりは見えるのに先程まで待ってくれていた大人達や皆の姿が見えない。暗くて澹かな砂浜が永遠と広がっていて。"必ず帰るから"と約束した玲士は少女と繋いだ手に力が入り、と、そこに橙色のぼんやりとした光が見えた。炎、燈籠の明かりだった。玲士はそこを道標として目指しながらいつの間にか橋の材質から降りた砂浜をざくっと踏んで、手を繋いでいる相手を振り返り)
玲士(れいじ)「誰も悲しい思いをしませんように、だ。…アンタも。」
(あの時隣で震えていた涼夏を見て思ったのか、自分が神社で願った内容を明かして。それはこの場にいる相手も含まれていると。張が言っていた"願いの内容を漏らさず浜へ戻れば願いが叶う"というジンクスを自ずと揃えていて)
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