ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>志々雄様
い、忙しそうだし……仕事の邪魔したくないし、言えなかったから…、
そんな事、じゃないんです…、私にはそれでも、…価値があるから…、…ッ、ぅ゛…
(志々雄様と一緒に居たい、ただそれだけだった、「そんな事の為に?」と聞かれるとそうだと言うよう胸元で頷く、志々雄様の顔がこつんと頭に置かれる、…行動が割に合わなさ過ぎるだろうと呆れられるも、私にはそうじゃない…一緒に居てくれて、話して貰える時間は価値あるものだ。志々雄様が優しくしているつもりが無くとも、気に掛けて貰えるひとつひとつが私には嬉しかった、好きな人からの優しさだから。ひとつひとつが特別なのだ。華火を殺し禿達を誘拐した政府の者達を殺す為に、志々雄様の強さを借りる為この人に売った命だ、今更後悔なんてしてないし、寧ろ今では光栄に思える…、羅刹の如く恐ろしく強い…頭脳明晰で常に歴史の先を見据えている、凄い人だ、それにこんなに優しい…、現に、泣きじゃくってる私を宥めてる姿なんかは極悪人なんかじゃ無くお人良しだと思う、本人は否定するけれど。)
ち、誓ふ…、分かった…、、
(志々雄様が顔を上げる気配に私も泣きべその顔を胸元から上げれば、鼻を摘ままれる。う"~となる、上を見れば、眉を下げて顰めっ面な志々雄様の面差しが見える、…虹彩が紫掛かった深紅色の綺麗な瞳、本当にこの世の者じゃないみたい、揺らめく炎だ、…飛んで火に入る夏の虫、人を惹き付ける色をしている…、視線が叱り付けるように怒ってる、誰かを部屋に連れていくだなんて危険な賭け事は二度とするなと…言われる、誓うと小さく片手も上げて…分かったと反省し、今晩話を聞くって…?と思いながらポカンとして本当かと驚くように鼻をつままれたまま見上げる)
…あ、晩に、ここに来てくれるって事……?話を聞いてくれるの?
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