ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>志々雄様
キャッ…!!び、びっくりしたァ~…、
あッ!…は、はい!えぇと…、何のお話されてたんです?
…そ、そのぉ~…志々雄様…、私、…、ご、ご免なさい…無謀でした…、…やっぱり、
(扉が急に開いて慌てて退けば、中からさっきの男が必死に逃げていく。…な、何言われたの?…志々雄様から終わったぞと呼ばれてハッとなりそろりと部屋に戻ってくる、薄い闇に佇む志々雄様、紅い瞳が橙色の部屋の小さな照明に照らされて静かに佇むその姿が何と無く地獄の覇者そのものだ…何故だか神々しさすら感じる、けど、そんな怖い見た目からは想像出来ない優しい面も私は知っているからか…この人に恋している、それは先日この人にも知れたのだけれど。賭け事、部屋の前で終わるって事は簡単だと思ってたのに…危なかった、失敗というより、本当に失態だった…。…怖かった、志々雄様が居なかったらあの男に乱暴されてたと思うと今更ながら恐ろしくて気を張ってた体に震えがきた…、震えを隠す為に片手を抑えるけれどカタカタ震え。こうなるって危険を分かってて、賭けに乗らなかったのは私を守ってくれてた…のかな、…あんな山代のような人も居るのかとショックで、一人じゃ出歩くのが怖くなってきた…、うぅ~と涙目になれば怖かったからか目の前の志々雄様にぎゅっと抱き着く、…自分で言い出した癖に情けないけど…、志々雄様のいつもの香りと高い体温が温かくて、震えが多少マシになる。)
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