名無しさん 2021-04-19 19:31:40 |
通報 |
( 前方の足音が止むとどうやら住居に辿り着いたことに気付き其方へ身体を向け、かなり立派な造りをしていると素人目で見ても分かる程度には美しい煉瓦の一軒家が聳え立っていて。感嘆の息を吐こうとする前に、先導して中に入る彼に自身も入るよう促され恐る恐るといった様子で一歩踏み込み、混凝土とも土の地面とも違う床の感覚に淡い感動を覚える傍ら、徐に上げた目線で視認できた二つの角らしき影に一瞬息が止まる。悪魔かそれに準ずる種族、それとも何らかの獣人かと思考を巡らせるが未だ吸血鬼の選択肢は出て来ない様で、悶々と思い悩んでいた矢先に端的な問いを投げ掛けられ。切り替わった脳内でまるで医者からの問診みたいだと余計なことを想起しながらも、一拍置いてからちらりと彼を見上げ。 )
……お腹は、ちょっとだけ空いてます。体調は特に悪いところはないです。
トピック検索 |