ゴシュジンサマ 2021-04-17 20:27:21 |
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>>アンディ
あっハイ……──って、そこ!?いや、そこどっからどう見てもゆ、
(か、と言おうとして口を噤む。嗚呼、何て自分は運が悪いのか。と嘆いてる暇も、いっそ走り出して逃げてしまおうか、とそれを行動に移す余裕も無く、ただこの少女の年上であろう自分に対する扱いを噛み締めては心の中で啜り泣く。諦めの表情とも言える渋面を浮かばせると、彼女の指差した席……床にあぐらをかいて、投げやりに言葉を返す。その言葉の中には少し抗議の色を含ませて、同時に見上げるように真赤な瞳を相手に向けると)
舐められても困る。俺の純粋な好意には付け込むほどの穴も余裕もないぞ。
>>オスカー
えぇ~、これ?さっき拾ったんだけど、君のだったのか。へぇ…
(睨めつける相手にさも愉快そうな笑顔を返す。随分お高そうな代物だったが、そこまで探し回るほど大事なものだったのか。それならただで返す訳にはいかない。こんな場面でこんな下らない事を思い付いてしまうのは孤児院時代の名残りか、ブローチを帽子から外すと相手の掌に乗せようとはせず、指先で弄びながら"取引"とも言えぬ交渉を出して)
これは俺が見つけたものだからなぁ……。そうだ、コイツを売っぱらった時手に入る利益より高いお礼をくれるなら、返してやってもいいぜ。
>>ロジック
わぁ。すげぇ。
(真横に居たと思ったら瞬きをする間もなく視界から消える。その見事な身のこなしっぷりに思わず感嘆の言葉を漏らした。流石は学園の教員と言ったところか、と素直に感心するも束の間、授業を受けなかったことがいとも容易くバレている。ここも流石は教員と言ったところか慌てて謝罪すると、一先ず話を逸らそうと裂け目から出て先程の言葉を繰り返して)
げ──ハッハイ!これからは気をつけます!……っと、ところで、先の独り言は?
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